AGAと薄毛の違いとは

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[最終更新日]2018/03/15
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AGAと薄毛の違いって何?

抜け毛

AGAはたくさんある薄毛症状の1つに過ぎません

AGAのことを薄毛と言ったり、薄毛のことをAGAと言ったりしている人がいます。大きなイメージにおいては、両者を同じようなものとしてまとめても混乱はないのですが、厳密に言えば両者はまったく異なる概念。それぞれの違いを、ここで明確に理解しておきましょう。

薄毛には様々な症状があります。有名な症状としては、男女ともに発症しうる円形脱毛症が知られています。他にも原因の違いによる様々な薄毛症状があるのですが、それら多くの薄毛症状の一つがAGA。男性ホルモンのテストステロンが関係し、前頭部や頭頂部などから薄毛が進行する症状です。

AGAは数ある薄毛症状の一つであることを、まずは前提として覚えておきましょう。

薄毛症状の中で圧倒的に多いのがAGA

AGAは薄毛症状の一つとは言え、実際には薄毛の大半がAGA。よって多くの場合、「薄毛=AGA」と考えても困ることはありません。

ただし自分の薄毛をAGAと思い込み、誤った薬を個人輸入サイトなどから入手し服用しても、何ら効果を得ることはできません。そのため薄毛の治療や改善を検討中の方は、まず「薄毛=AGA」という考えを改めましょう。

なおAGAとは、男性ホルモンのテストステロンが、DHT(ジヒドロテストステロン)という物質に変化することで発症する薄毛のこと。DHTに変化する原因は5αリダクターゼという酵素の存在です。現在流通しているほとんどのAGA治療薬は、この5αリダクターゼの働きを抑制することで薄毛の改善を図っています。

もしご自身の薄毛を改善させたいのならば、まずは薄毛治療に対応しているクリニックで薄毛の原因を特定してもらってください。診断の結果に基づいた適切な治療を受けなければ、どんな原因であれ薄毛を改善することはできません。

AGA以外の薄毛の種類

男性ホルモンの影響とは異なる薄毛は、すべてAGAではありません。AGA以外の主な薄毛症状を確認してみましょう。

円形脱毛症

コインのような形で、髪の毛がまとまって抜けてしまう症状です。その周囲の髪の毛を引っ張ると、ほとんど抵抗なく抜けてしまいます。そのため、一度円形脱毛症を発症すると症状が早く進行する可能性があり、場合によっては発症から数ヶ月で頭髪全体がなくなってしまう人もいます。自己免疫疾患を原因とする説が有力です。

脂漏(しろう)性脱毛症

頭皮の皮脂の過剰分泌が原因となる薄毛症状です。皮脂が毛穴に詰まることにより炎症が生じ、抜け毛を進行させます。脂っぽい食事を控えたり、シャンプーの際に頭皮の皮脂をしっかり落としたりなど、生活習慣の一部を見直すことにより症状が改善することがあります。

若年性脱毛症

10代~30代といった若い世代に多く見られる薄毛症状。男性のみならず女性も発症します。若年性脱毛症の原因は、ストレスや生活習慣の乱れなど。一度発症すると、抜け毛は急激に進行していきます。生活習慣の改善等で症状は改善していきます。

粃糠(ひこう)性脱毛症

大量のフケが原因で毛穴に炎症が発生し、抜け毛を進行させる症状です。フケが大量に発生する原因は解明されていませんが、フケの影響によるマラセチア菌の異常繁殖が抜け毛の原因であることは判明しています。殺菌力の高いシャンプーなどを使用することで、症状が改善されることがあります。

牽引(けんいん)性脱毛症

同じエリアの髪を、長期的に強い力で引っ張ることによって進行する抜け毛症状です。女性に多く見られる薄毛症状の一つで、引っ張る要素の強いポニーテールなど、ヘアスタイルの影響で発症することが多いとされます。ヘアスタイルを変えることにより、症状が改善することがほとんどです。

抜毛症

髪の毛を抜くクセが原因となって進行する薄毛症状のこと。精神的なストレスへの無意識の反応として、髪の毛を抜いてしまう人に発症します。抜毛症で抜けた髪の毛は、改善しにくいとされています。精神的な要因を排除することで、薄毛の進行を止めるより方法がありません。

女性男性型脱毛症(FAGA)

非常に紛らわしい名前なのですが、AGAの女性版を女性男性型脱毛症と言います。AGAにfemale(女性)の頭文字を付けて、FAGAと略します。加齢によって女性ホルモンの分泌量が減少し、相対的に増えた男性ホルモンの影響でDHTが生成。男性のAGAと同じメカニズムで薄毛へと至る、女性特有の症状です。なおFAGAを薄毛の別の側面からアプローチした場合、瀰漫(びまん)性脱毛症と呼ばれることがあります。

産後脱毛症

出産後、一時的に抜け毛が増える女性特有の薄毛症状です。出産に伴い、女性ホルモンのバランスが急激に変化したことが原因です。特に対策をとらずとも、やがて自然に症状は改善していきます。

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