急激な脱毛の原因は?

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[最終更新日]2018/03/15
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もし急激な脱毛に気付いたら?気になる原因と役立つ対処法

薄れた頭部

「シャンプーの時に抜ける毛の量が増えた……」「起床時枕に髪の毛が数本落ちている……」など、日常生活の中で思い当たる節はありませんか?

脱毛の原因は、老化やAGAだけではなく精神的なストレスであったり、内臓の不調からくる身体の危険信号というケースもあります。そのような場合にはどんなに高価な薬を使っても、まさに焼け石に水というような状態になってしまいます。原因に応じた対処が必要です。

抜け方に注意!

注意したい抜け毛とは、シャンプーをした時に抜ける髪が束になっている場合や、寝ているだけなのに枕に何本も髪の毛が落ちている場合などです。

一日に抜ける本数

実は、薄毛などの症状が出ていない人でも、実は1日に50~100本の髪の毛が抜けています。これは毛穴にある毛周期というサイクルによるものです。

シャンプーをしている時に、数本の髪の毛が抜けるのはごく普通の自然現象です。また季節の変わり目は抜け毛も多くなりがちなので、それほど気にする必要はありません。しかし、髪が束になって抜けてしまう場合や、通常より多く髪の毛が抜けている場合は、頭皮になんらかの問題があると考えられます。

薄毛の人は毛周期が短い可能性も

毛周期は成長期・退行期・休止期で構成されおり、髪の毛の毛周期は一周するのに男性なら3~5年、女性では4~6年かかると言われていて、他の部位よりも長いという特徴があります。

しかし薄毛の悩みを抱える人の毛周期は成長期が短く、退行期と休止期の割合が増えてしまいます。髪の生え変わりのサイクルよりも早い段階で、髪の毛が抜け落ちてしまうため、結果的に薄毛になってしまうのです。

なぜ急激に抜け毛が増えるのか

急激に脱毛が増える理由、それは毛穴の奥にある毛根が正常に機能しなくなっていることが考えられます。

毛穴全体は、「毛包」という袋のような構造になっています。そして毛穴の奥にある「毛根」と呼ばれる部分で、毛母細胞が毛細血管から栄養を取り込みながら細胞分裂を繰り返すことで、髪の毛がぐんぐんと成長していきます。

シャンプーの時に強くこすって頭皮を傷つけている場合や、トリートメントの後しっかりとすすげていない場合は、この毛包が正常に機能しなくなっているかもしれません。

血行が悪くなって髪が育たない場合も

毛母細胞に続く毛細血管の血行が悪くなると、髪の毛を作る栄養が足りずに細くて弱々しい毛になってしまったり、毛周期が退行期に早く移り替わってしまいます。毛細血管はとても細い血管なので、血液そのものがドロドロとしている場合や、急激なダイエットで血液中の栄養が少ない場合は、十分な栄養を運ぶことができません。

髪を育てる「亜鉛」と「ストレス」の関係性

髪の毛を育てるための栄養素である「亜鉛」は、ストレスを感じていると身体が大量に消費してしまうため、頭皮に運ばれる量が少なくなります。 さらに、ストレスによってホルモンバランスが崩れると、男性ホルモンが多くなり脱毛が起きやすくなってしまいます。

成長ホルモンまで影響が!

ストレスが多くなると、睡眠時間にも影響が出てきます。睡眠中は体を休めることはもちろん、成長ホルモンを分泌するための大事な時間です。ストレスで眠れなくなったり、眠りの質がおちてしまったりすると、成長ホルモンが分泌されず、体はどんどん衰えていくのです。

このような様々な原因で抜け毛の症状が気になり始めると、抜け毛そのものがストレスになり悪循環に陥ってしまうので、早い段階で原因を見つけて改善していく必要があります。

急激な脱毛を引き起こす病気とは

脱毛の原因は頭皮環境やストレスだけではなく、病気が原因の場合もあります。その場合は適切な病院を受診して、専門医による治療を受けましょう。先ほど挙げた原因に心当たりがない場合は、これから挙げる病気に該当しないかチェックしてみてください。

AGA(男性型脱毛症)

AGAはDHT(ジヒドロテストステロン)という物質(ホルモン)が原因と考えられ、頭頂部の毛髪が薄くなっていく、成人男性によくみられる病気です。額の場合は、額の中心部を残して左右の生え際が後退して「M字ハゲ」と呼ばれる状態になっていくものや、おでこ全体が広くなっていくものもあります。

頭頂部は自分で気付きにくい位置ですが、自分の写真を見た時に薄くなった頭頂部を見て衝撃を受けることもあります。

炎症性脱毛症

炎症性脱毛症は、頭皮の肌トラブルが原因で脱毛してしまう皮膚疾患です。

美容室でヘアカラーやパーマをかけた時に、強い薬剤が頭皮に接触して炎症が起きてしまう場合や、シャンプーやトリートメントのすすぎ残しが原因となって炎症を起こしてしまう場合があります。

円形脱毛症

円形脱毛症は言葉通り円形にハゲが出来てしまう病気です。 10円ハゲや5円ハゲと言われることもあります。

円形脱毛症の原因はまだ解明されていません。有力視されているのは「自己免疫疾患」です。通常体内では、病原体やウィルスなどの異物が外部から侵入した時に、リンパ球が異物を攻撃して病気にかからないように体を守っています。しかしリンパ球が何らかの原因により、体の組織を異物とみなして攻撃をしてしまうのが、「自己免疫疾患」です。

脱毛に現れる場合は、リンパ球が毛根を異物とみなして攻撃し、まだ抜けるはずのない髪の毛まで脱毛させてしまうのです。リンパ球がなぜ毛根を異物と間違えてしまうのか原因は解明されていませんが、アトピー性皮膚炎や膠原病または生活習慣病などの疾患やストレスによるものが考えられています。

甲状腺機能障害

甲状腺機能障害による甲状腺ホルモンの減少が、脱毛の原因となる場合もあります。

これは特に女性に多く、閉経後女性ホルモンのエストロゲンが増加することにより、起きてしまう病気です。この場合は脱毛以外でも顔のむくみ、疲労感・倦怠感など症状がいろいろな場所に出ます。甲状腺機能低下症・甲状腺機能亢進症は、病院で甲状腺のホルモン剤を投与してもらうことで、数か月で治療できる病気です。

牽引性脱毛症

牽引性脱毛症は、ポニーテールなどで髪の毛を引っ張るヘアスタイルを好む女性によくみられる症状です。

ポニーテール以外でも、エクステやヘアアイロンで髪を引っ張ることが多いと、頭皮がダメージを受けます。この場合はしばらくの間ヘアスタイルを変えて、頭皮に負荷をかけないようにするだけでも自然に回復していきます。

事前に急激な脱毛を防止する方法は

食生活の改善

急激な脱毛を防止する方法と、発毛を促す対策として、食生活などを見直すことが挙げられます。脱毛を食い止めるためには、健康な髪を育てるための栄養素を多く含んだ、以下のような食材を意識的に摂取してください。

アミノ酸が含まれる食材

  • 肉、魚、卵、豆類など

タンパク質の合成を促す食材

  • 亜鉛… 生牡蠣 豚レバーなど
  • 鉄分… マグロ ひじき 豆乳など
  • マンガン… ショウガ・シソ・シジミなど
  • ビタミンB6… カツオ サバ バナナなど

栄養素は単品では効率的に体に吸収されませんので、こういった食材だけを摂ればいいというものではなく、食事全体の栄養バランスを考えることが大切です。

睡眠の質の改善

毛髪は寝ている時に最も成長するとされています。

睡眠の質を良くすることは、薄毛防止のために効果的なのです。睡眠不足だったり睡眠の質が悪かったりすると、毛髪が充分に静聴しないのです。

就寝時間などに気を配り、質の良い睡眠を十分な時間取ることを意識していきましょう。

抜け毛の量がヤバイ…!そう感じたら早めの対処を

脱毛はいろいろな要因で起こりうる現象です。気にしすぎる必要はありませんが、もし脱毛で危機感を感じているのであれば、ここで紹介したような生活習慣の改善を、少しずつでもいいので取り入れてみてください。

ずっと不安を抱えたままにしていると、それ自体がストレスになってしまいます。治療も早期のうちに始める方が、時間的にも経済的にも負担が少なくなるのです。病気が原因の可能性もありますので、気になる場合は早めに病院に受診して医師に相談してみることをおすすめします。

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