飲む育毛・発毛剤とは?

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[最終更新日]2018/03/15
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飲む育毛・発毛剤って何?効果と副作用を解説します

薬

現在、日本で用いられているAGA(男性型脱毛症・ハゲ)の治療薬として認可されているものには、塗り薬タイプと飲み薬タイプがあります。この2つは、作用や副作用、メリット・デメリットの点において、どのように違うのでしょうか。これから薄毛治療を始めようと思っている方は、ぜひチェックしてみてくださいね。

飲む育毛剤・発毛剤とはどんなものか

日本で認可されているAGA治療薬は現在のところ3種類あります。ミノキシジルとフィナステリド、そしてデュタステリドです。このうち、フィナステリドとデュタステリドは内服薬となっています。

薄毛の原因はいろいろとあるのですが、代表的なものは遺伝と男性ホルモンの影響、そして生活習慣です。フィナステリドやデュタステリドは、男性ホルモンにアプローチすることによって、抜け毛を防いで発毛につなげる医薬品になります。

近年ではジェネリックでも多くの薄毛治療薬が販売されているため、利用する方は少なくないようです。

塗るタイプと飲むタイプの大きな違いとは

育毛剤や発毛剤には、塗るタイプと飲むタイプの2種類があります。それぞれどのような特徴があり、またどうやって使用すればいいのでしょうか。その効果の違いについて見ていきましょう。

塗るタイプの育毛剤・発毛剤

育毛剤は、塗るタイプのものが一般的になっています。育毛剤と発毛剤の最大の違いは、発毛剤は医薬品であるのに対して、育毛剤のほとんどは医薬部外品であるということです。そのため、育毛剤は薬局やドラッグストアで購入することができますが、発毛剤は、通常、薄毛治療を行っている病院やクリニックで処方してもらう必要があります。発毛剤にも、塗るタイプの育毛剤はありますが、やはり第一類医薬品となっているため、医師や薬剤師の指導の元に使用することが必要です。

注意すべきこととして、育毛剤は「毛生え薬ではない」ということを押さえておきましょう。一般的な塗るタイプの育毛剤に含まれている成分は、ノコギリヤシや海藻エキス、ビタミンやミネラル、亜鉛やカプサイシンなど天然由来のものが中心です。そのためこうした育毛剤を使ったからと言って、髪の毛が生えてくるような即効性はありません。頭皮環境を整えることが最大の目的となっており、畑で例えるならば、作物が育つための土壌を改良するようなものなのです。

飲むタイプの育毛剤・発毛剤

国内で認可されている飲むタイプの発毛剤は、フィナステリドとデュタステリドの2種類のみとなっています。抜け毛の原因の一つとして男性ホルモンの影響があげられますが、もう少し詳しく説明すると、そこには5αリダクターゼという変換酵素が絡んでいると言われています。

男性ホルモンであるテストステロンが、5αリダクターゼによって、より強力な男性ホルモンであるジヒドロテストステロンに変換されることで、抜け毛の要因となります。男性ホルモンが旺盛な人は、薄毛になりやすいというイメージはあながち間違いではないということですね。

そして、飲むタイプの発毛剤には、抜け毛の原因となる5αリダクターゼの分泌を抑制するという働きがあります。抜け毛を防ぐことと発毛はイコールではないと思われるかもしれませんが、飲むタイプの発毛剤を継続して飲んだ場合、半数以上の人に発毛促進効果が見られたというデータもあるそうです。

ちなみに塗るタイプの育毛剤を使用すると、副作用として初期脱毛が起こることがあります。初期脱毛とは、治療効果が表れる前に起こる一時的な脱毛のこと。これは有効成分が毛母細胞を活発化させることによって起きるものであり、丈夫で健康な髪の毛を生やすためには必要なものです。そのため、はじめは驚いてしまうかもしれませんが、心配はいりません。薄毛対策の効果が出ている証拠と捉えましょう。

飲む育毛剤・発毛剤のメリット・デメリット

飲むタイプの治療薬にはどのようなメリット・デメリットがあるのか、見ていきましょう。

メリット

内服薬の最大のメリットは、発毛効果の高さです。もともと、フィナステリドは病気の治療に使われていましたが、治療の過程で発毛効果が見られたことから、発毛剤として研究・開発されたという経緯があります。

塗るタイプの育毛剤は頭皮を中心にアプローチするのに対して、内服薬は薬を飲むことで発毛成分が体の隅々まで運ばれます。さらに、効果が持続する期間が塗るタイプと比べて長いことから、発毛効果が高いものと考えられています。

デメリット

内服薬のデメリットは副作用です。もともとが病気の治療に使われていた薬であることから、継続して飲み続けることによって、性欲の減退や不妊症につながる可能性があります。

これから夫婦で妊活をしようと考えている方は利用できませんので、注意が必要です。

飲む育毛剤・発毛剤はこんな方におすすめ

飲むタイプの発毛剤はどのような人が使用に適しているのでしょうか。逆に、飲まない方が良いのはどのような人でしょうか。ここで説明していきます

向いている人

飲むタイプの発毛剤が適しているのは、ある程度、薄毛が進行してしまった人です。地肌が透けて、前髪がかなり後退していたり、頭頂部の脱毛が見られるような場合は、育毛剤では間に合わない可能性が高いので、発毛剤を用いて治療した方が良いケースが多いようです。

向いていない人

飲むタイプの発毛剤が適していないのは、これから子どもを作ろうと計画している人です。

また、フィナステリドやデュタステリドといった発毛剤は基本的に男性ホルモンにアプローチする薬なので、女性は服用してはいけませんし、妊娠中は薬に触れることもNGです。

発毛剤を使用するなら専門家に相談を

発毛剤と育毛剤を同じように考えていらっしゃる方が多いですが、基本的に育毛剤は医薬部外品で、発毛剤は薄毛の「治療薬」です。そのため、発毛剤は効果も高いのですが、デメリットとして副作用が強く出る可能性があります。

また、発毛サイクルは人によってまちまちなので、男性用女性用関係なく、自分に合った育毛剤・発毛剤を選ぶ必要があるでしょう。

そのため、発毛剤は個人輸入や輸入代理店を利用して手に入れることができますが、まずは専門医に相談して、自分の薄毛の原因が何なのか、そしてどのような治療が適しているのかを指導してもらうことが最も重要となります。

自己判断で医薬品を用いるのは危険です。必ず専門医の処方を受けて利用しましょう。

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