雨による髪と頭皮への影響

TOP » コラム » 雨による髪と頭皮への影響
23 views
傘を差している男性

「酸性雨が抜け毛や薄毛の原因になる」という噂の真実に迫った上で、髪や頭皮に悪影響を与えている本当の理由や、その対策法などをご説明します。

酸性雨の影響は実はほとんどない!?

雨で髪が濡れると抜け毛が増えて薄毛になってしまう、その大きな理由としてよく言われるのが「日本の雨は酸性で、その酸性雨の悪影響を受けてしまうから」というものです。

酸性雨とは、大気中の汚染物質が溶け込むことによって強い酸性となった雨のことです。

ひどい酸性雨の場合、河川や土壌を酸性化させてしまう、木を枯らしてしまうなど、生態系に大きな影響を与えてしまうと言われています。

そして、日本の雨は「酸性か中性かアルカリ性か」と言われれば、酸性に分類されます。

だからこそ「酸性雨による悪影響が髪や頭皮にもおよぶ」などと噂されるのですが、酸性といっても日本の雨は強い酸性ではなく、弱酸性レベルです。そして、そもそも人間の肌自体が弱酸性なので「日本の雨の酸性程度で、髪や頭皮に悪影響を与えることはほとんどない」というのが結論です。

つまり、雨で髪が濡れると抜け毛が増えて薄毛になる理由は「酸性雨の影響」以外のところにあるということです。

雨による頭皮や髪への悪影響

雨の酸性度は特に問題はなくとも、雨で髪が濡れると抜け毛が増えて薄毛になるリスクが高まるのは本当の話です。

では、どこにその原因があるのかというと、以下の3つが挙げられます。

  1. 濡れた状態が続くことで雑菌繁殖しやすくなる
  2. 髪のキューティクルが開いて痛む
  3. 頭皮に汚れがつきやすくなる

それぞれについてご説明しましょう。

1.濡れた状態が続くことで雑菌繁殖しやすくなる

髪が濡れた状態が続くと蒸れやすくなり、湿気を好む雑菌やカビなどが繁殖しやすくなり、頭皮の衛生環境が悪くなってしまいます。

そして雑菌による頭皮への悪影響で頭皮サイクルが乱れ「かゆみや赤み・ふけなどの頭皮トラブルが起こりやすい、毛根を元気に育てて維持する力がない不健康な頭皮」となってしまうことにつながるのです。

雨の多い梅雨の時期は特に、高温多湿で雑菌繁殖リスクが高まるので要注意です。

2.髪のキューティクルが開いて痛む

雨による髪の濡れを放置すればするほど、髪をコーティングするように守っているキューティクルが開いてしまい、髪自体が非常にダメージを受けやすい状態になってしまいます。

つまりすでに生えている髪自体が、キューティクルの開きと、それによる髪ダメージの増加によって弱ってしまうというわけです。

3.頭皮に汚れがつきやすくなる

雨に濡れると、雨に含まれている大気汚染物質やチリ・ほこりなどの汚れがつくだけでなく、「髪につけた整髪料なども流れてべったりと頭皮についてしまう」という状況が起こってしまいます。

そのため、頭皮汚れによる毛穴の詰まりや頭皮トラブルなどが起こるリスクも高まってしまいます。

「抜け毛が多い」と言える本数の目安は?

「抜け毛が多い」と思っていても、実はそれが普通の抜け毛の範囲内でありながら、本人だけが過度に心配している、というケースも少なくありません。

髪や頭皮に問題がない人でも、1日あたり50~100本前後は髪の毛が抜けます。そのうち50~70%ほどはシャンプーで抜けるので、シャンプー前に排水溝をきれいにしてネットをかけておき、シャンプー後、そのネットにかかった抜け毛の本数を数えてみるといいでしょう。

ここで抜け毛が70本を超えているようなら要注意です。

また、ドライヤー時は10%程度が抜けると言われていますので、ドライヤー時の抜け毛が10本を超えている場合も要注意ですよ。

雨で髪が濡れることによる抜け毛・薄毛の対策法

というわけで、雨で髪が濡れてしまうと抜け毛や薄毛を招くリスクが高くなってしまうのですが、その対策はどうすればいいかというと、何より、雨対策を面倒がらないということが大切です。

たとえ小雨であっても「このぐらいの雨なら濡れても」などと考えず、雨が降りはじめたらすぐに傘をさすことを徹底しましょう。これだけでもかなり違います。

それでも濡れてしまった場合は、なるべく早く乾かすようにしましょう。

関連記事