血液型で薄毛の症状が変わる?

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[最終更新日]2018/03/15
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血液型によって薄毛の症状って変わるの?

血液検査

薄毛を気にしている方の中には、血液型とのかかわりを心配する方がいるようです。血液型の違いにより薄毛になりやすいことはあるのでしょうか。薄毛と血液型の関係を詳しく解説するので、気になる方は参考にしてください。

薄毛とは無関係の血液型

薄毛が気になりだすと、どこに原因が潜むか突き止めたくなるはずです。何をやっても改善しないと「血液型が原因では?」と考えたくなることがあるかもしれません。現在のところ、薄毛と血液型に因果関係は見つかっていません。A型であってもB型であってもAB型であってもO型であっても薄毛になるリスクは同じと考えられているのです。

薄毛と血液型の関連を調べた調査

このことを証明しているのが、株式会社毛髪クリニック・リーブ21が行った「血液型と薄毛に関する調査」です。リーブ21の店舗で薄毛・脱毛を気にしている方の血液型の割合を調べたところA型39%、B型22%、O型30%、AB型10%でした。日本人の血液型の割合はA型40%、B型20%、O型30%、AB型10%なので、薄毛・脱毛を気にしている方の血液型の割合とほぼ同じです。以上の結果から、薄毛と血液型に因果関係はないと考えられます。血液型が何型であっても、基本的に心配しすぎる必要はないでしょう。

参考:『血液型と薄毛の関する調査「A型が薄毛になりやすい」はウソ!?血液型に関する都市伝説を検証」』株式会社毛髪クリニック・リーブ21

薄毛と血液型の俗説

薄毛になりやすい体質と血液型の間に科学的に認められた関係はありません。一般的に、いわれている薄毛と血液型の関係は、確かな根拠のない俗説といえます。具体的に、どのような俗説が言い伝えらえているのでしょうか。

A型は薄毛になりやすい

一般的に、A型の人は薄毛になりやすいといわれているようです。このように言われる理由は、日本人に最も多い血液型だからと考えられます。血液型の発現率と薄毛を気にしている方の割合はほぼ同じなので、A型で薄毛に悩む人が最も多くなります。普段、血液型の発現率を気にすることはほとんどないので、A型の人に薄毛が多い、A型の人は薄毛になりやすいとなったと考えられます。

また、血液型占いの印象も一定の影響を与えている可能性があります。血液型占いでは、A型の人は神経質(几帳面)と考えられえています。神経質な人はストレスをためやすいので、ここから転じて薄毛になりやすいといわれるようになったとも考えられます。

ちなみに、A型の神経質で几帳面な性格は、農耕民族にルーツを持つことが影響しているという説があります。計画的に穀物を育てるライフスタイルが何事にもきちんとした性格を形成したと考えられているのです。また、免疫力が弱く病気にかかりやすいため、人間関係に用心深くなったともいわれています。これらの性格傾向からも、A型は薄毛になりやすいといわれる理由になっている可能性があります。

参考:『やっぱり血液型と性格には関係があった!A型は几帳面、O型は開放的な医学的根拠』ビジネスジャーナル

A型の薄毛タイプ

科学的な根拠はありませんが、血液型の違いは薄毛の現れ方にも影響を与えるといわれています。具体的には、A型は局所的に薄毛になることが多いといわれています。例えば、頭頂部だけ薄毛になる、生え際だけ後退するといったイメージです。男性的な薄毛になりやすいと考えられているようです。

O型も薄毛になりやすい

O型もA型と同じく薄毛になりやすい血液型といわれています。O型が薄毛になりやすいといわれる理由は、A型に次いで発現比率が高い血液型だからと考えられます。日本人の3割を占める血液型なので、A型と同じく薄毛の人に占める割合が高くなります。薄毛の人にO型が多いとなり、O型は薄毛になりやすいとなったと考えられます。

また、性格傾向も一定の影響を与えていると考えられています。すべての血液型の中で最も免疫力が強いとされるO型は、大らかでチャレンジ精神旺盛な明るい性格、高い社交性を持つといわれています。新しい分野へのチャレンジや人付き合いにはストレスがつきものです。性格的な特徴からストレスをためやすく薄毛になりやすいという説もあります。

以上のほかでは、狩猟民族にルーツを持つので、現代的な食生活やライフスタイルに対応しきれずストレスをためて薄毛になるという意見もあります。これらの理由でO型は薄毛になりやすいと考えられているようです。

参考:『メディカルニュース 血液型の科学』たかすぎ内科クリニック

O型の薄毛タイプ

O型は、頭全体で薄毛が進行すると考えられています。最終的には、すべての髪の毛が抜け落ちてスキンヘッドになるといわれています。一般的には、薄毛の進行が最も激しい血液型と考えられているようです。薄毛にお悩みの方は心配になるかもしれませんが、この説に科学的な根拠はありません。意識するとストレスになるので、聞き流しておくと良いでしょう。

B型は薄毛になりにくい

B型は、A型・O型に比べて薄毛になりにくいといわれています。日本人の2割程度しかいないので、薄毛人口に占める割合が低いからと考えられます。経験的に、薄毛の人にB型は少ないとなり、B型は薄毛になりにくいとなった可能性があります。

また、B型の性格傾向も影響しているといわれています。B型はO型に次いで免疫力が強いですが、一部の感染症には弱いとされています。そのため、大勢の輪に入ることは苦手になったと考えられています。代わりに、自由な性格になったので、変化やストレスに強くなったといわれています。この性格的な特徴から、薄毛になりにくくなったと考えられているようです。

B型の薄毛タイプ

B型は薄毛になりにくいとされていますが、薄毛にならないわけではありません。B型は、頭部全体が薄くなることが多いといわれています。つまり、頭部全体の頭皮が透けるような禿げ方をすることが多いようです。最終的には、頭頂部にうっすら髪の毛を残しほとんどが抜け落ちるといわれています。薄毛になりにくいと考えられていますが、薄毛になるとそれなりに進行するといえそうです。

AB方も薄毛になりにくい

AB型も薄毛になりにくいといわれています。AB型が薄毛になりにくいといわれる理由も、人口に占める割合が低いからと考えられます。AB型の発現率は約1割程度です。薄毛の方に占める割合も同程度なので、薄毛でAB型の人は少ないとなり、AB方は薄毛になりにくいとなったと考えられます。

また、最も新しい血液型でA型とB型の良いところを併せ持つため、ストレスをためにくく薄毛になりにくいという説もあります。一般的には、4つの血液型の中で最も薄毛になりにくい血液型と考えらえています。

AB型の薄毛タイプ

AB型はそもそも薄毛になりにくいといわれています。薄毛になっても多少薄くなる程度のことが多いと考えられているようです。ただし、これらの説に科学的な根拠はありません。実際は、AB型であっても薄毛になることはあります。うのみにせず正しく対処することが重要です。

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理解しておきたい薄毛の原因

一般的には、以上のように言われていますが、どれも科学的な裏付けのない俗説です。薄毛になるリスクはどの血液型も同じと考えられます。このことは、男性に多いAGA(男性型脱毛症)の原因を理解するとわかります。

AGAの原因は、男性ホルモンであるテストステロンが毛乳頭に取り込まれて、5α還元酵素の働きでジヒドロテストステロンという男性ホルモンに変換されることで起こると言われています。ジヒドロテストステロンが、毛乳頭細胞内のアンドロゲンレセプターと結びつくとヘアサイクルの成長期が短縮されるなどして健康な髪の毛を育てられなくなります。その結果、現れるのが薄毛です。

男性の薄毛の多くは以上の原因で引き起こされるので、血液型とは関係がありません。血液型より遺伝の影響が大きいと考えられています。

薄毛と遺伝の関係

AGAの発症には、5α還元酵素の活性の高さを決める遺伝子とアンドロゲンレセプターの感受性の高さを決める遺伝子が関わっていると考えられています。基本的に、5α還元酵素の活性が高い遺伝子を受け継いだ方、アンドロゲンレセプターの感受性が比較的高い遺伝子を受け継いだ方はAGAを発症しやすいと考えられています。5α還元酵素の活性が高い遺伝子を受け継いだ方はジヒドロテストステロンが作られやすく、アンドロゲンレセプターの感受性が高い遺伝子を受け継いだ方はジヒドロテストステロンに反応しやすいと考えられるからです。

5α還元酵素の活性の高さを決める遺伝子は、両親のどちらかが持っていれば受け継がれます(優性遺伝)。特にアンドロゲンレセプターの感受性の高さを決める遺伝子は、母方からの遺伝子が受け継がれると考えられています。

遺伝がすべてを決めるわけではない

薄毛と遺伝の間に密接な関わりがあることは事実ですが、遺伝が全てを決めるわけではありません。薄毛の進行には、遺伝の他生活習慣なども関わっていると考えられています。薄毛が気になる方は、食生活や運動習慣、ストレス等を見直しましょう。規則正しい生活を心がけることが重要です。遺伝の影響が気になる方は、AGAクリニックで相談すると良いでしょう。現在では、5α還元酵素を阻害する内服薬が登場しています。こちらを利用すれば、薄毛になりやすい体質を受け継いでいる方でも薄毛の進行を防ぐことが出来ます。科学的な根拠のある治療なので、薄毛にお悩みの方にオススメです。

まとめ

一部では、A型とO型は薄毛になりやすい、B型とAB型は薄毛になりにくいといわれていますが、科学的な根拠はありません。このことは株式会社毛髪クリニック・リーブ21が行った調査をみれば分かります。A型・O型は日本人に多い血液型なので薄毛人口に占める割合が高く、薄毛になりやすいといわれていると考えられます。

薄毛と血液型の間に関連は見つかっていないので、A型・O型であっても心配しすぎる必要はありません。薄毛にお悩みの方は、AGAクリニックで相談して正しく対処しましょう。

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