眼精疲労と薄毛の関係

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[最終更新日]2018/03/15
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眼精疲労とは

眼精疲労

スマホやパソコンが普及したことで、目の疲れを感じている方が増えているはずです。眼精疲労とはどのような状態なのでしょうか。

眼精疲労と眼疲労

眼を酷使すると、目の疲れや目の痛みなどを感じます。たいていの場合、休憩をするとこれらの症状は回復します。このような単なる目の疲れを眼疲労といいます。休憩しても症状が続く目の疲れや身体に悪影響を及ぼすような目の疲れを眼精疲労といいます。眼精疲労は、生活環境の変化や適切な対策を講じない限り治りません。単なる目の疲れではないので注意が必要です。

眼精疲労の原因

眼精疲労は、目の使い過ぎのほか様々な原因で起こると考えられています。1つ目の原因として挙げられるのが矯正不良やドライアイなど目のトラブルです。2つ目の原因として挙げられるのが、自律神経失調症や虫歯など身体のトラブルです。これらのほかでは精神的なストレスも影響すると考えられています。基本的には、複数の原因が重なり眼精疲労になると考えられています。

眼精疲労の症状

眼精疲労では、様々な症状が現れます。具体的には、目の疲れ、目のかすみ、目の痛み、目の充血、目のしょぼしょぼ感、涙など目の症状のほか、肩こり、頭痛、倦怠感、めまいなど身体の症状が現れます。これらの症状が固定化している方などは眼精疲労かもしれません。

参考:『眼精疲労』株式会社三和化学研究所・上野毛眼科院長 鎌田 芳夫 先生

AGAと眼精疲労の関係

眼精疲労は、肩こりや頭痛を引き起こすなど身体の健康にも影響を与えます。ここで気になるのが、AGAに与える影響です。眼精疲労はAGAを引き起こすのでしょうか。

AGAの原因

AGAは、思春期以降に生じる脱毛症です。生え際または頭頂部、あるいは両方から薄毛が徐々に進行します。AGAの原因は、毛乳頭細胞内に取り込まれた男性ホルモン・テストステロンが、Ⅱ型5αリダクターゼという酵素の働きで男性ホルモン・ジヒドロテストステロンに変換されることです。ジヒドロテストステロンが、毛乳頭細胞内のアンドロゲンレセプターという受容体と結びつくと、誤った信号が出されてヘアサイクルの成長期が短縮します。これにより、健康な髪の毛を育てられなくなるので、髪の毛が細く短くなります。やがて、産毛のような髪の毛が増えて薄毛が目立つようになるのです。

AGAの主な要因は遺伝

AGAの発症には、Ⅱ型5αリダクターゼとアンドロゲンレセプターが関わっていることがわかります。Ⅱ型5αリダクターゼの活性の高さ、アンドロゲンレセプターの感受性を決めるとされているのが遺伝です。これらが高い遺伝子を受け継いでいる方はAGAを発症しやすいと考えられます。ただし、Ⅱ型5αリダクターゼの活性が高くてもアンドロゲンレセプターの感受性が低ければAGAを発症しないこと、アンドロゲンレセプターの感受性が高くてもⅡ型5αリダクターゼの活性が低ければAGAを発症しないことはありえます。いずれにせよ、薄毛家系の方はAGAを発症しやすいと考えられています。

参考:『薄毛遺伝子の解説』湘南美容外科AGA薄毛治療情報サイト

眼精疲労とAGAは直接関係ない

AGAの主な要因は遺伝なので、眼精疲労と直接的な関わりはないと考えられます。つまり、眼精疲労だからといってAGAを発症することはないと考えられます。家系的に薄毛と無縁の方は、過度に心配する必要はありません。ただし、眼精疲労と薄毛が無縁とは言えません。

薄毛と眼精疲労は無関係ではない!?

薄毛の進行は、AGAあるいは遺伝のみで決まるわけではありません。食生活や運動習慣、ストレスなど様々な要因が複雑に関わり決まると考えられています。つまり、AGAも様々な要因の中のひとつと考えられるのです。眼精疲労は薄毛の進行に影響を与えるのでしょうか。

髪の毛の成長に必要な栄養を消費する

眼精疲労になると、私たちの身体は辛い症状を和らげるため目にいつもより多くの栄養を送ります。具体的には、ビタミンB群やL-シスチンといった栄養を送ります。ビタミンB群やL-シスチンは髪の毛の成長にも欠かせない栄養です。身体は、生命維持に必要な部位を優先して栄養を送ります。髪の毛は生命維持に深く関わっていないので、優先順位が低いといわれています。眼精疲労になると、髪の毛への栄養供給が滞る恐れがあります。その結果、抜け毛が増えるなどの症状が現れる可能性があるといわれています。

参考:『【医師が教える】眼の疲れが薄毛の原因に? 甘くみてはいけない眼精疲労の影響と対策』AGAタイムス

頭皮の血行を悪化させる

眼精疲労で身体にも様々な影響を与えます。例えば、モノが見づらいので不自然な姿勢をとると、肩や首などに酷いコリを感じることがあります。コリの原因は筋肉の緊張と血行不良です。肩や首は頭につながる血液の通り道なので、肩や首の血行が悪くなると頭皮の血行も悪くなる恐れがあります。髪の毛の成長に必要な栄養は、血液によって頭皮に届けられます。頭皮の血行が悪くなると、髪の毛の成長に必要な栄養が不足しやすくなります。この影響で、抜け毛や薄毛につながることがあると考えられています。

参考:『慢性的な肩こりが薄毛の原因になる!?その解消法は?』親和クリニック

おすすめの眼精疲対策

眼精疲労でAGAを発症することはありませんが、眼精疲労で薄毛が進行しやすくなることはあると考えられています。眼精疲労が気になる方は適切な対策を講じましょう。どのような対策が有効なのでしょうか。

自分に合っている眼鏡やコンタクトレンズを使う

自分に合っていない眼鏡やコンタクトレンズは目に負担をかけます。眼精疲労が気になる方は、眼鏡やコンタクトレンズの度数があっていることを確認しましょう。使用する状況にあわせて、度数を調整することも目の負担軽減に役立ちます。

目を休める時間を確保する

長時間のパソコン作業やスマホ操作は目に負担をかけます。目の疲れを感じる前に休憩をとりましょう。十分な睡眠時間を確保することも重要です。起きている限り目を使ってしまうからです。

作業しやすい環境づくり

作業環境も重要な影響を与えます。まぶしすぎる部屋、暗すぎる部屋、空気が乾燥している部屋などは目にとって過酷な環境です。眼精疲労が気になる方は、これらの環境を避けてください。

適度な運動習慣

眼精疲労の原因のひとつがストレスです。ストレスが溜まっている方はストレス発散に努めましょう。おすすめの方法が適度な運動です。運動には全身の血行を改善する働きも期待できます。薄毛対策にも役立つので、生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。

まとめ

目を休めても目の疲れなどが取れない方は眼精疲労かもしれません。眼精疲労がAGAの発症に影響を与えることはないと考えられますが、薄毛の進行には影響を与える恐れがあると考えられます。眼精疲労により髪の毛の成長に必要な栄養が消費されるから、頭皮の血行が悪くなる恐れがあるからです。眼精疲労が気になる方は、眼鏡やコンタクトレンズの度数を調整する、適度な休憩をとる、運動に取り組むなどの対策を講じましょう。これらで改善すれば、髪の毛に悪い影響を与えずに済むかもしれません。

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