薄毛は遺伝って本当?

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[最終更新日]2018/03/15
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薄毛は遺伝って本当なの?気になる薄毛の疑問を解説します

遺伝

成人男性の大きな悩みの一つが「薄毛(ハゲ)」です。現在の日本では、成人男性のおよそ3人に1人が薄毛の悩みを抱えているといわれます。ハゲや薄毛になるかどうかは遺伝で決まるといわれますが、本当にそうでしょうか。ここでは真偽を徹底解説!遺伝性薄毛のセルフチェック方法や、代表的な治療方法などをご紹介します。

AGAによる薄毛は遺伝の可能性あり

日本人男性の薄毛は、その9割がAGA(男性型脱毛症)によるものとされています。思春期以降に発症することが多く、生え際が後退してM字型に禿げたり、頭頂部の薄毛や抜け毛の進行につながるのです。

AGAの発症にはDHT(ジヒドロテストステロン)と呼ばれる男性ホルモンが深く関わっており、DHTの分泌量が多いとAGAを発症します。このDHTの分泌量が多い体質は、遺伝によってで受け継がれるケースが多いのです。

DHTは、男性ホルモンが5pリダクターゼという酵素の影響を受けることで生成されます。そのため、厳密にいえばこの5p-リダクターゼの生成量が多い体質を受け継いだ場合に、遺伝が原因でAGAを発症したといえます。

このようなAGAの場合は、病院やクリニックで治療を行うことで大幅な改善が見込まれますので、ご安心ください。

母方の家系が影響する!?

遺伝による薄毛は母方の祖父母の影響が大きいようです。これは父親から受け継ぐY染色体ではなく、母親から受け継ぐX染色体が、薄毛と関係があるためです。母方の親族に薄毛が多いという方であれば、今は問題なくても、いずれAGAによる薄毛を発症するかもしれません。

遺伝以外の原因で起こる薄毛もある

ただし、遺伝が原因ではない薄毛もあります。たとえば、AGAの次に多い円形脱毛症です。心身ともに強いストレスを受けることで発症し、10円玉や500円玉程度の範囲で髪の毛が抜け落ちます。その他には、ダイエット目的の過度の食事制限によって髪の毛が栄養不足に陥ったり、石油系の界面活性剤が使用された市販のシャンプーを使用することで、頭皮バリアが破壊されることなどが原因として挙げられます。

遺伝性チェック項目

以下のチェック項目に多くあてはまる場合は、薄毛の要因が遺伝性である可能性があります。目安として、簡単なセルフチェックをしてみましょう。

  • 細い髪の毛が増加した
  • 同年代と較べて毛髪量が少ない
  • 喫煙している
  • 外食が多く食生活が乱れている
  • 1日に100本以上の抜け毛がある
  • 両親やその祖父母に薄毛の人間がいる
  • 生え際や頭頂部の薄毛が進行している
  • ストレスが溜まっている
  • 思春期以降から髪の毛が薄くなり始めた
  • 髪の毛のハリやコシが無くなってきた
  • 他人と較べて体毛が濃い
  • 飲酒量が多い

遺伝性の薄毛を治療する方法とは

ここからは、遺伝性の薄毛の治療方法について説明していきます。

AGA治療

AGAを発症した場合は、AGA治療薬を使用することで大幅に改善させることができます。AGA治療に高い効果を発揮する治療成分として、フィナステリドとミノキシジルが代表的です。フィナステリドには、DHTの生成に必要な5pリダクターゼの働きを弱めることで、AGAの進行を抑制する効果があります。

そしてミノキシジルは、頭皮の血流を改善したり、毛母細胞の増殖を促したりすることで、毛髪が抜け落ちてしまった頭皮を活性化させ、発毛を促す効果を発揮します。

治療薬について

AGA治療薬の使用方法は、内服、外用薬、育毛メソセラピーの3種類があります。

内服は、AGA治療成分を含んだ治療薬を服用する方法です。治療薬は個人輸入などで入手することもできますが、副作用のリスクがあるので、あまりお勧めはできません。病院やAGAクリニックを受診し、体質に合ったものを処方してもらってください。

外用薬は内服薬と比較して副作用を発症するリスクは低いですが、治療効果が低いというデメリットがあります。

育毛メソセラピーは、注射針などを使用して頭皮にAGA治療薬を注入するという方法です。治療効果が高い上に副作用を発症する可能性もおさえられます。

生活習慣の改善

生活習慣の乱れによる頭皮の血流悪化が主な薄毛の原因だった場合、適度な運動や趣味を利用したストレス発散により、症状を改善することができます。

また、過度なダイエットや栄養バランスの偏りによって髪の毛が栄養不足である場合、バランスの良い食事を心掛けるだけで頭皮環境を整えることができ、薄毛対策につながります。

レバーなどの亜鉛を多く含む食品や、鮭や納豆などのタンパク質を多く含む食品には、髪の毛の成長をサポートする効果があるため、積極的に摂取するといいでしょう。

反対に、肉類などの動物性脂肪を多く含む食品は、摂取しすぎると頭皮の皮脂が過剰分泌されて毛穴が詰まり、髪の毛の正常な成長を妨げてしまうことがあります。そのため薄毛が気になる方は、肉類の摂取を適量に抑えることが望まれます。

生活習慣の乱れは、薄毛を引き起こしたり悪化させることにつながります。つまり、薄毛の原因が遺伝による可能性が高い場合も、こうした生活習慣の改善に取り組むことが大切なのです。

自毛植毛

自毛植毛とは、薄毛が進行した部分に自分の髪の毛を植毛する薄毛治療です。主に後頭部や側頭部などの禿げにくい部位に生えている自分の髪の毛を移植することが多いため、拒絶反応が起こりにくく、通常の植毛と比較して髪の毛が定着しやすいことが特徴です。

植毛後もとても自然に仕上がるため、自毛植毛を選択する人は少なくありません。また通常の植毛と違い、施術が終わったあとに定期的に通院してメンテナンスを行なう必要がなく、植毛した髪の毛は普通の髪の毛として扱うことができます。

遺伝性の薄毛には早期の対策が大切

遺伝によって起きる薄毛の特徴や仕組み、そして代表的な薄毛の治療方法についてご説明しました。遺伝が主な薄毛原因になる場合、早期の検査や対策が何よりも重要になっていきます。

そのため今回ご紹介したチェック項目を参考に、まずは生活習慣の見直しから始めてみてください。状態に応じて、病院やクリニックでの専門医による治療や、自毛植毛なども検討しましょう。

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