ストレスと薄毛の関係とは

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[最終更新日]2018/03/15
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ストレスは薄毛の原因になるの?

ストレス
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日々のストレスが薄毛に悪影響というのは周知の事実。しかし「具体的にストレスの何がダメなの?」と質問されたら答えられますか?
なんとなくの知識では適切な対策もとれません。このページでしっかりストレスと薄毛の関係を学んでいきましょう!

なぜストレスが薄毛につながるのか

血行不良

ストレスと血行不良には深い関係があります。過度な緊張やストレスで体が強張る経験をお持ちの方は多いでしょう。心身が緊張状態になると血管が収縮します。この状態が続くと血管が縮こまったままになり、血行が悪くなってしまうのです。

そうなると、血液は頭皮や毛母細胞まで十分な栄養素を運ぶことができません。髪はタンパク質やビタミン、ミネラルといった栄養素がそれぞれに働くことで作られます。その結果、栄養不足で髪が育たず、抜けやすくなるのです。

また、頭皮の新陳代謝も鈍ってしまい、老廃物の代謝が滞ります。この老廃物が毛穴に詰まるなどして髪の生成を妨げることで、さらに薄毛の進行につながるでしょう。

亜鉛不足

多忙で食事のバランスを取りにくい現代人は、総じて亜鉛の摂取量が足りないと言われています。さらに、亜鉛はストレスを受けたときに発生する活性酸素を分解するときに消費されるため、ストレスの多い方は亜鉛不足の状態に陥りやすいです。

亜鉛は体のあらゆる組織を作るタンパク質の合成に欠かせないミネラルのひとつ。髪の主原料であるケラチンというタンパク質を合成するのにも役立ちます。亜鉛が体内に不足することで、髪の生成がうまく行われなくなってしまうでしょう。

亜鉛不足は髪だけではなく、体の各機能を停滞させることにもつながります。骨粗しょう症や免疫力低下、また味覚障害などさまざまな体調不良を引き起こす原因となるため、日常的な摂取を心がけることが大切です。

消化不良

ストレスを受けていると、自律神経のバランスが崩れます。自律神経はあらゆる体の機能を司っており、このバランスが崩れることで内臓機能も低下。消化不良を起こすことがあります。また、自律神経の乱れは免疫力の低下にもつながるため、風邪などの体調不良を招いた結果、消化不良を起こすこともあるでしょう。

食事をしてもうまく消化・吸収ができなくなると、頭皮や毛母細胞にも十分な栄養素が行きわたらなくなります。髪を育てるためにはタンパク質やビタミン、ミネラルといった栄養素が必要です。これらが不足することで髪が育たず、薄毛や抜け毛を引き起こしてしまうでしょう。

ストレスで円形脱毛症になる可能性も

円形脱毛症は、何らかの原因で自己免疫機能が異常を起こし、毛母細胞を攻撃してしまうことで起こると考えられています。これを自己免疫応答と呼び、異常をきたした自己免疫機能は毛母細胞だけではなく、体のあらゆる組織を攻撃してしまう可能性があるのです。

この自己免疫応答が起こる原因のひとつにストレスが挙げられます。ストレスによって自律神経のバランスが崩れたり、また脳から分泌されるホルモンがうまく機能しなかったりすると、自己免疫機能が異常をきたして円形脱毛症が起こると言われているのです。しかし、ストレスと自己免疫異常の詳細な関係は、まだ詳しく解明されていません。

ストレスケアの方法

以上のように、ストレスと薄毛には少なからず関係があると考えられます。つまり、ストレスを軽減することで薄毛が改善される可能性もあるのです。では、ストレスをためないようにするための方法にはどんなものがあるでしょうか。

睡眠

睡眠は、1日動いていた体や脳を休めるために必要なものです。質の良い睡眠を取ることは心の安定をもたらし、ストレスを解消できると言われています。ストレスによって崩れがちな自律神経のバランスを正常に戻す効果も期待できるため、ストレスによる消化不良などの改善も見込めるでしょう。

また、眠っている間は成長ホルモンが分泌されるため、健康で豊かな髪を育てることにつながります。薄毛の原因を取り除き、髪を育てるためには睡眠が大切な役割を果たしているのです。質の良い睡眠を取るためのポイントは以下のとおり。できることから実践してみましょう。

  • 決まった時間に就寝、起床する
  • 睡眠を誘導する音楽を聴く
  • 寝る前にPCやスマホを見ない
  • 寝る前に軽いストレッチや瞑想を行う

入浴

ストレスを感じたときは入浴も効果的です。ぬるめのお湯にゆっくりつかることで、リラックス効果を得た経験のある人も多いのではないでしょうか。これは、ぬるめのお湯によって自律神経のひとつである副交感神経が優位になり、心を安らげることができるためです。

また、視覚や嗅覚によりリラックス効果を得ることもできます。心が落ち着く色や香りがついた入浴剤を入れれば、よりストレスの解消に効果が期待できるでしょう。ある研究では、人がリラックスできる色は薄い緑や紫といった色であるとされています。[注1]香りはジャスミンやラベンダーなど、アロマセラピーでもリラックス効果があると言われるものを選ぶのがおすすめです。

食生活の見直し

食事のリズムを整え、内容を見直すことでもストレスは軽減できます。

忙しく毎日を過ごしている人は朝食を抜いていることも多いかもしれません。しかし体内時計のリズムは、朝食を食べることで調整されるため、質の良い睡眠のためにも朝食は必要な生活習慣です。さらに昼食や夕食も決まった時間にきちんと食べることで、より体内時計のリズムは整っていくでしょう。

そして、ストレスをためないようにするにはタンパク質を多く食べるのもポイントです。質の良い睡眠や気分の安定をもたらすホルモンとして、セロトニンと呼ばれる成分がよく知られています。セロトニンはタンパク質から合成されるものですから、セロトニンを生成し、ストレス耐性を高めるにはタンパク質の摂取が必要なのです。

運動

仕事や用事で運動をする時間も取れないと、心が疲れているのに体はなまっているという状態に陥りがち。そんなときは、適度な運動をして体に心地よい疲れを感じるのがおすすめです。運動をすれば心をリフレッシュすることができますし、体の緊張もほぐれて血行の促進にもつながります。また、体が適度に疲れることで深い睡眠を取ることができるのです。飽きずに続けて運動をするために、以下のようなポイントを押さえておきましょう。

  • 景色が変わる外で運動を行う
  • 無理をせず心地よい運動量をキープする
  • ウォーキングやサイクリングなどリズムのある運動を行う
  • 別のことをしながら片手間に運動するのではなく、運動の時間をしっかり作る

頭皮マッサージ

ストレスを受けている緊張状態では、血行が悪くなり頭皮も硬くなってしまっています。頭皮マッサージをすることで副交感神経を優位にし、リラックス効果を得ることが可能です。就寝前やシャンプー中など、日常生活で手軽に行えるのもポイント。

また、頭皮をほぐして血行を改善することで、頭皮や毛母細胞にも栄養素が行きわたりやすくなるため、薄毛の改善にもつながります。

頭皮マッサージのポイントは、指の腹を使って頭皮を傷つけないようにすることと、指で円を描くようにマッサージすることです。頭頂部やこめかみ、生え際など、頭皮全体をもみこむように優しく刺激してください。

禁煙

喫煙することでストレスが軽減されると感じ、なかなかやめられないという人もいるかもしれません。しかし、喫煙してしばらくすればまたストレスにさらされます。このような状況は体がニコチンに依存しているため。ニコチンを摂取している間だけ気分が和らいでいる気がするだけなので、思い切って禁煙をすることをおすすめします。禁煙をしてしばらくはつらいかもしれませんが、慣れてくると心も体も楽になるでしょう。

しかし、自分だけで禁煙するのは難しいため、吸いたくなったときには以下のようなことを試してください。

  • 喫煙につながる生活環境を変える
  • 喫煙を伴う行為をできるだけやめるようにする
  • ガムを噛むなど喫煙に変わる行動に置き換える

泣く

人は、悲しみや怒りなどでストレスを感じることもありますが、心の琴線に触れた感動の涙はストレスを解消すると言われています。これは泣くことで脳に働きかけ、副交感神経を優位にするためと考えられています。また、エンドルフィンと呼ばれるホルモンが泣くことで分泌され、心が落ち着いてくるという効果も。涙を流すと、心身ともにリラックスできるというわけです。

ただ、「泣こう」と思って涙が出てくるものでもありません。ストレス解消で泣くための方法を自分なりに探しておくと良いかもしれません。

  • とりあえず泣く挑戦をしてみる
  • 感動する映画やドラマを観たり、小説や漫画を読んだりする
  • 好きな音楽や泣ける音楽を聴く

笑う

ストレスを感じている緊張状態はリラックスしている状態とは違い、自律神経のひとつである交感神経が優位になっている状態です。交感神経はストレスホルモンと言われるコルチゾールの分泌を促し、脳の緊張ももたらします。しかし、笑うことでコルチゾールの分泌は少なくなるため、脳も安定した状態になるのです。

さらに、笑うという行為は酸素をたくさん使い、大きく息を吸い込みます。その結果、深呼吸をしているのと同じような状態となり、脳が活性化するという効果も。笑うときは以下のようなポイントを意識してみてください。

  • 口を大きく開けたり顔全体の筋肉を動かしたりする
  • とりあえず思い切り笑ってみる
  • 漫才や落語などお笑い番組を楽しむ

ストレスに効くツボ

神門(しんもん)

神門は手首の外側のくぼみにあるツボで、ストレスによる緊張や不安感を静めてくれると言われています。ストレスに押しつぶされそうなときは、このツボで落ち着いた気分を取り戻しましょう。

神門を押すときは、まず左のほうから始めます。左の神門に右手の親指を当てて、そのまま右手で左手首を包むようにつかんでください。そして、力を入れすぎない程度に親指でツボを30回くらい押しましょう。その後、同じ要領で右側も押します。

合谷(ごうこく)

合谷は、手の甲側の人差し指と親指の骨がつながる部分のくぼみにあり、若干人差し指寄りの位置です。この合谷を押すことで、自律神経を整え、心が安らいで穏やかな気分を取り戻すことができます。

押すときは、押すほうと逆の手の親指をツボに当てて、こちらも適度な力で30回程度押してもむという刺激を繰り返してください。逆側の合谷も同じように刺激していきます。痛みは感じず、「気持ちいい」くらいの力で押すのがポイントです。

ストレスによる薄毛には気をつけよう!

ストレスがたまっている状態をそのままにすると、血行不良や消化不良などを引き起こし、髪が栄養不足になって薄毛を引き起こしてしまう可能性があります。育毛剤などの対策を行っても、ストレス過多の状態ではなかなか思ったような効果を得られないこともあるでしょう。

まずはストレスを解消して頭皮や毛母細胞に栄養素を補給し、健やかな状態にすることが大切です。ストレスの解消方法は人それぞれ。今回紹介したストレスケアを参考にしながら、自分に合ったストレス解消法を見つけてください。

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