若ハゲの主な原因は?

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若ハゲの主な原因は?

髪を気にする男性

若ハゲには、様々な原因があります。主な原因はAGAですが、それ以外にも生活習慣や頭皮環境の悪化など、若ハゲの進行を助長させる要因は様々。症状の進行を抑えるためには、その原因を特定して早急に具体的な対策をとることが大事です。ここでは、若ハゲの主な原因と対策について詳しく解説しています。特に、家系的に薄毛の傾向が見られる人は要注意!

若ハゲになる原因とは

若ハゲの原因は、一つではありません。何らかの主要な原因はあるものの、他の様々な要因も複合的に影響し合い、若ハゲの症状を悪化させます。

中でも特に若ハゲの原因・要因となるものが、「脱毛症(AGA)」「生活習慣」「頭皮環境」「ストレス」の4つ。以下、それぞれがどのように若ハゲに関与しているのか、具体的に見ていきましょう。

脱毛症(AGA)による若ハゲ

若ハゲの原因でもっとも多く見られるものが、脱毛症(AGA)です。昨今、AGAという言葉はCMでもよく耳にするようになりました。

AGAってなに?

AGAとは男性型脱毛症の略称。「男性ホルモンの一種であるDHTという物質が毛の根元でいたずらをし、毛の寿命を縮めてしまう症状」と考えておけば良いでしょう。

DHTがいたずらをするエリアは、主に前頭部と頭頂部。側頭部や後頭部ではDHTの活動の場がほとんどないので、AGAの大半は前頭部・頭頂部に発症します。

症状の現れ方には個人差がありますが、大別すればM字型とO字型。いずれの型で薄毛が進行しても、最終的には側頭部と後頭部のみに毛が残った状態で落ち着きます。

AGAの原因は?

AGAの原因は、DHT(ジヒドロテストステロン)と呼ばれる男性ホルモンの一種。DHTが毛の根元にある毛乳頭細胞に働きかけて、毛の成長サイクルに影響を与えます。その結果、本来であれば2~6年ほど続くはずの毛の成長期が短くなってしまい、抜け毛が増えて毛の本数が少なくなってしまう、ということです。

ただし、毛は一度抜けると永遠に生えてこなくなる、というものではありません。毛穴の奥にある毛の種(細胞)が生きていれば、ふたたび同じ毛穴から毛が生えてきます。

ですが毛髪の生まれ変わりの回数には上限があります。AGAの発症を自覚した場合には、残された生まれ変わりの回数を浪費しないよう、早めに病院で対処してもらうことが理想です。

AGAを発症させないための対策

AGAは多分に遺伝的な要素が強いため、自助努力でこれを回避することは難しいと言えます。遺伝的に心当たりがある方は、AGAを発症する前に病院に相談に行ったほうが良いでしょう。昨今の研究では、「母方の祖父」がAGAの場合、AGAの原因となる遺伝子を引き継いでいる可能性が高いことが分かっています。[注1]

AGAの直接的な原因物質は、上記で紹介したDHTですが、DHTはもともとテストステロンという男性ホルモンが変質した物質。テストステロンが、酵素の一種である5αリダクターゼと結びつくことでDHTに変質します。

病院では、5αリダクターゼの活動を抑制する薬を処方する等、様々なAGA対策が行なわれています。自分に適した予防法・治療法を、専門の病院で診断してもらうことで、AGAの発症確率を最小限に抑えることができるでしょう。

生活習慣による若ハゲ

若ハゲの大きな要因の一つとして、生活習慣の乱れが指摘されています。

【若ハゲの原因となる生活習慣】

若ハゲに関与していると言われる生活習慣は、「食事」「睡眠」「運動」「シャンプー」「喫煙」の5つ。他にもいくつか挙げられますが、これら5つの習慣を意識するだけでも、薄毛発症のリスクを大きく下げることができます。

栄養バランスが乱れた食事

人体の健全な成長には、栄養バランスの取れた食事が必要です。毛髪も人体の一部である以上は、その健全な成長のために適切な栄養が必要。好きな食べ物に偏った食生活、脂分の多い食生活、野菜不足等は、毛髪の正常な成長を妨げます。

不十分な睡眠

毛髪を含め、人体の成長には「成長ホルモン」と呼ばれる物質が大きく関与しています。「成長ホルモン」が体内で多く分泌される時間帯は22:00~2:00の4時間。なおかつ、この時間帯に睡眠中であることが必要です。夜更かしをしている人は「成長ホルモン」の分泌量が減り、毛髪の健全な成長が妨げられます。

運動不足

毛髪の成長に必要な栄養素を頭皮へ運搬するのが、血液。よって血行が不良だと、せっかく十分な栄養素を摂っても頭皮に栄養が届きにくくなり、若ハゲが進行します。運動は血行を改善させる有効な手段。逆に言えば、運動不足の人は若ハゲになりやすい、ということでもあります。

誤ったシャンプー

毛髪の健全な成長のためには、頭皮に一定の皮脂が必要。よって、洗浄力の強いシャンプー液を使用している人、または1日に複数回シャンプーをしている人は、頭皮の皮脂を過剰に洗い流している可能性があり、若ハゲを助長しているかもしれません。逆にシャンプーを怠りがちな人も、毛穴に詰まった皮脂が抜け毛の原因となっている可能性があるので要注意です。

喫煙

喫煙することで一時的に毛細血管が収縮し、頭皮に栄養素や酸素が運ばれにくい状態となります。喫煙習慣のある方は注意しましょう。

【生活習慣を整えて若ハゲを予防する】

上記の5つの生活習慣を改善すれば、若ハゲの進行や悪化の予防効果が期待できます。

栄養バランスが取れた食事

食べたいものばかりではなく、栄養バランスを考慮した食事を心がけてください。髪の成長のためには、特にタンパク質と亜鉛を多く摂取することが望ましいとされています。

質の良い十分な睡眠

夜の22:00~2:00は、極力、眠るようにしましょう。加えて、1日に7時間は睡眠時間を確保したいものです。良質な眠りを得るために、睡眠直前のスマホや過度の飲酒は避けましょう。

適度な有酸素運動

1週間に2~3回程度で良いので、ウォーキングなどの有酸素運動を行ないます。サイクリングや水泳もおすすめです。

1日1回のアミノ酸系シャンプー

頭皮に刺激の少ないアミノ酸系シャンプーの使用をおすすめします。シャンプーの回数は1日1回。朝ではなく、夜にシャンプーを行なうようにしてください。

禁煙

気合いで禁煙するよりも、禁煙外来を利用したほうが確実です。一定の喫煙習慣がある人には保険が適用され、3ヶ月の通院にかかる費用はトータル13,000~20,000円程度。タバコ代よりも安く済むでしょう。

頭皮環境による若ハゲ

頭皮環境という言葉があります。主に、薄毛に関連して使われている言葉です。頭皮環境の乱れは若ハゲの要因にもなるので注意が必要です。

【若ハゲの原因となる頭皮環境の乱れ】

頭皮環境が乱れると薄毛が進行する、という話はよく耳にします。ここに言う乱れた頭皮環境とは、具体的に「皮脂の多い頭皮」と「乾燥した頭皮」のことを指しています。

皮脂が多い頭皮環境

頭皮に皮脂が多いこと自体が、若ハゲの直接的な原因になることはありません。しかしながら、過剰に分泌された皮脂が毛穴に詰まり、毛の再生活動を邪魔することはあります。

もともと皮脂が多い体質の人、またはシャンプーを怠りがちな人は、毛穴に皮脂が詰まりやすくなるため、毛の再生活動を阻害しないよう適切な対処が必要です。

乾燥した頭皮環境

頭皮が乾燥すると、頭皮細胞の角化が進みフケが生じやすくなります。フケ症が悪化して乾性脂漏という症状に至ると、フケ自体が毛穴を詰まらせ炎症が起こり、抜け毛を誘発することがあります。

【頭皮環境を整えて若ハゲを予防する】

頭皮環境を整えること、具体的には「皮脂の過剰分泌を抑えること」と「頭皮の乾燥を防ぐこと」で、若ハゲの進行や悪化を防ぐ効果が期待できます。

皮脂の過剰分泌を抑える

頭皮の皮脂の過剰分泌を抑えるためには、第一にシャンプーが大切です。1日1回、かならずシャンプーをするようにしてください。ただし、洗浄力が強すぎるシャンプーを使うと必要な皮脂までもが流されてしまい、頭皮のバリア機能を再開させるための生体反応で逆に皮脂が増えてしまいます。洗浄力が強すぎないアミノ酸系シャンプーの使用をおすすめします。

第二に、食事も大切です。脂分の多い食事を摂ると、頭皮の皮脂の分泌量が増加します。スナック菓子なども、頭皮の皮脂を増やす大きな要因。和食を中心に、脂が控えめのメニューを選ぶことをおすすめします。

頭皮の乾燥を防ぐ

頭皮の乾燥を防ぐためには、第一にシャンプーを見直すことが大事です。市販されている洗浄力の強いシャンプーを使用した場合、体質によっては頭皮が過剰に乾燥するため注意が必要です。アミノ酸系洗浄剤を配合したスカルプシャンプーの使用をおすすめします。

第二に、シャンプー後の頭皮の保湿ケアも大事。シャンプー後は、ヒアルロン酸やホホバオイル、アロエなどの保湿成分を配合した育毛剤でやさしく頭皮をケアしましょう。

ストレスによる若ハゲ

昔から「ストレスでハゲる」という俗説はありますが、医学的には、ストレスが薄毛の直接的な原因となることはないとされています。ただし、ストレスが原因で生じる各種の不調が、結果として薄毛の要因になることはあります。

【若ハゲの原因となるストレス】

ストレスがもたらす次の2つの要因が、若ハゲの遠因になるとされています。

男性ホルモンの分泌量の増加

ストレスを感じた時、人の体内ではコルチゾールと呼ばれるホルモンの分泌量が増加します。コルチゾールは、男性ホルモンの増加を促すことでも知られる物質。男性ホルモンが若ハゲに関与している以上、ストレスも若ハゲの遠因の一つと考えられます。[注2]

血行不良

人の自律神経には、交感神経と副交感神経の2種類があります。これら2種類のうち、ストレスを感じたときに活発になるのが交感神経。交感神経が活発になると血行不良を招くため、結果として若ハゲの進行を助長する可能性があります。[注3]

【ストレスを解消して若ハゲを予防する】

ストレスの解消法には個人差があります。以下に紹介するパターンの中で、自分に適したストレス解消法を見つけてみましょう。

休息型

自宅でリラックスして過ごす、ゆっくりと入浴する、眠る、音楽を聴く、など。

運動型

散歩する、サイクリングをする、など。

親交型

家族との団らんの時間を設ける、友人と食事をする、友人とお酒を飲む、など。

創作型

絵を描く、音楽を演奏する、模型を作る、など。

娯楽型

ゲームをする、映画を観る、コンサートに行く、など。

転換型

旅行する、部屋の模様替えをする、など。

脱毛症(AGA)による若ハゲには要注意

以上、「脱毛症(AGA)」「生活習慣」「頭皮環境」「ストレス」の4つを原因とする若ハゲについて詳しく見てきました。これらの中で最も注意すべき原因であり、かつ最も深刻な原因は「脱毛症(AGA)」です。

【自分の努力ではどうにもならない脱毛症(AGA)】

生活習慣や頭皮環境の乱れは、自分の意識と行動次第で改善させることが可能です。ストレスについても、自分としっかり向き合い、適切な行動をとることで回避することができるでしょう。

しかしながら、脱毛症(AGA)を自分の努力や意識で改善させることはできません。なぜなら脱毛症(AGA)は、多分に遺伝的要素が関与している、言わば体質の問題だからです。

よって、自身の若ハゲの原因として脱毛症(AGA)が疑われる場合には、生活習慣の改善等とは根本的に異なる行動を選ぶ必要があります。

【自分がAGAであるかどうかを確かめる方法】

自分の若ハゲの原因がAGAであるのかどうかについては、AGAの治療を専門的に行なっているクリニックで診断してもらえば、比較的容易に判明します。

具体的には、若ハゲの進行パターンの目視、家系的な要素のヒアリング、マイクロスコープでのチェックなどで、薄毛の原因がAGAであるかどうかを確認します。

クリニックによっては遺伝子検査を行なっているところもあります。遺伝子検査を行なえば、より正確に薄毛の原因を特定することができるでしょう。

【AGAの可能性が高いと感じたら速やかに専門クリニックへ】

父親や祖父などに薄毛が発症している場合で、かつ、生え際の後退や頭頂部の薄毛が見られた場合、クリニックで診断してもらうまでもなく、残念ながら極めて高い確率でAGAでしょう。

AGAは進行性の症状です。放置していると、薄毛はどんどん悪化していきます。自身の若ハゲの原因としてAGAが疑われた場合には、速やかに専門クリニックを受診することをお勧めします。

まとめ

毛髪の生まれ変わりの回数には、上限があります。生えては抜け、生えては抜けを短期間で繰り返しているうちに、やがて上限に達して本当に毛が生えてこなくなります。

若ハゲの改善のためには、早期治療が重要。適切な治療を受けて毛の生まれ変わりのサイクルを正常化させれば、薄毛は改善に向かいます。若ハゲを自覚した場合、または他人から指摘された場合には、一刻も早くクリニックに相談してみましょう。

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