脱色・脱染剤

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脱色・脱染剤とは

脱色・脱染剤とは、毛髪の色を抜くための薬剤のことである。毛髪内部のメラニン色素を抜く薬剤を脱色剤と言い、毛髪内部のメラニン色素と染料とを同時に抜く薬剤を脱染剤と言う。脱色剤にも脱染剤にも、一般に酸化染料は含まれていないことから、頭皮へのトラブルを招くことは少ない。その一方で、薬剤の刺激によって毛髪自体にトラブルを招く恐れがある。脱色・脱染剤を使用する際の注意点を理解し、正しい方法で使用すべきである。

メラニン色素を抜くことで毛髪を脱色する

脱色・脱染剤とは、毛髪の色を抜く目的で使用される薬剤のことである。もともと毛髪に存在するメラニン色素を抜く薬剤のことを脱色剤と言い、メラニン色素に加えて、カラーリングによる色素も同時に抜く薬剤のことを脱染剤と言う。ともに「ヘアブリーチ」「ブリーチ」などと呼ばれることもある。

なお、厚生労働省の分類においては、脱色・脱染剤は化粧品ではなく、医薬部外品とされている。作用が強いということでもあるため、使用においては十分に注意したい。

脱色剤と脱染剤の概要

以下、脱色剤と脱染剤の概要について、日本ヘアカラー工業会の公式サイトを参照してまとめた。[注1]

【脱色剤の概要】

毛髪内に存在するメラニン色素(髪の黒色の元となる物質)を抜くための薬剤を、脱色剤と言う。「ヘアブリーチ」「ヘアライトナー」などとも呼ばれる。

製品の形態

脱色剤には、様々な形態が存在する。一般的には液状タイプだが、他にも、クリームタイプやフォームタイプ、粉末混合タイプなどがある。

脱色剤の特徴

脱色剤には、酸化染料が配合されていない。よって、頭皮にかぶれを起こすことは、ほとんどない。ただし、髪の手入れが十分になされなかった場合には、髪を傷める恐れがある。

【脱染剤の概要】

染めた毛髪から、染料とメラニン色素を同時に抜くための薬剤を、脱染剤と言う。脱色剤と同じく、「ヘアブリーチ」と呼ばれることもある。

製品の形態

一般に脱染剤には、粉末混合タイプとクリームタイプの2種類がある。

脱染剤の特徴

脱色剤と同様、脱染剤にも酸化染料は配合されていない。よって頭皮にトラブルを起こすことは、ほとんどない。ただし、こちらも脱色剤と同様、手入れ次第では髪を傷める恐れがあるので注意が必要である。なお、酸化染料剤で黒く染められた毛髪を完全に脱染することは、困難である。

脱色・脱染剤を使用する際に注意したいこと

一般に脱色・脱染剤は、上で説明した通り、頭皮に対するトラブルを招くことは少ない。その一方で、髪の毛それ自体にトラブルを招く可能性はあるので、脱色・脱染剤を使用する場合には以下の5点について注意されたい。

1.髪が傷むことがある

脱色・脱染は、髪に強い負担を与える処置である。1~2回程度の脱色・脱染であれば、さほど心配する必要はないが、3回、4回と脱色・脱染を繰り返していると、毛髪の乾燥が進む。結果、切れ毛や枝毛などのトラブルに発展する場合があるので注意が必要である。

目標のカラーがあるのであれば、何度も脱色・脱染を繰り返しながら目標を目指すのではなく、1回の脱色・脱染で脱色し切ったほうが良い。

2.傷みが悪化すると髪がちぎれることがある

脱色・脱染で髪の傷みが悪化すると、髪の表面のキューティクルが破壊される。キューティクルとは、髪の表面を覆うバリア組織。バリア組織を失った髪は、小さくちぎれていくことがある。この現象を、俗に「髪が溶ける」と言う。

3.市販の脱色・脱染剤は刺激が強い

脱色・脱染は美容院で行なうも可能だが、市販の脱色剤・脱染剤を購入して自分で行なうことも可能である。

ただし、市販の商品は「素人でも綺麗に色を抜くことができる」を目的に作られているため、作用が強い。よって、美容院における脱色・脱染に比べ、髪が傷みやすくなる。予算や時間が許すのであれば、脱色・脱染は美容院で行なうべきである。

4.パーマや縮毛矯正を受けられなくなることがある

脱色・脱染を繰り返すことにより髪の傷みが悪化すると、一時的に、パーマや縮毛矯正等を受けられなくなる可能性がある。パーマや縮毛矯正は、健全なキューティクルの存在を前提としているからである。

パーマも矯正もできず、かつ、切れ毛等で髪が傷んだ状態に甘んじる時、髪は実に貧弱な様相を呈する。

5.しっかりとしたアフターケアが必要

脱色・脱染を行なった場合は、髪のアフターケアをしっかりと行なう。具体的には、髪を乾燥や傷みから守るためのトリートメントを行なう。市販されているトリートメントよりも、美容院で専売されているものが良い。

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