ヘアカラーリング剤

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ヘアカラーリング剤とは

ヘアカラーリング剤とは、毛髪の色を変えるための染料の総称である。日本における法律で分類すると、ヘアカラーリング剤は染毛剤(医薬部外品)と染毛料(化粧品)の2種類に大別される。また、使用者のニーズで分類すると、白髪染めと白髪染め以外の2種類に大別されるであろう。

商品にもよるが、ヘアカラーリング剤の使用は、大なり小なり頭皮や頭髪への刺激となる。過剰に神経質になる必要はないが、ヘアカラーリング剤を要因とした頭皮の炎症・抜け毛があることも理解しておきたい。

ヘアカラーリング剤の種類と特徴

ヘアカラーリング剤の種類、および、それぞれの特徴について、化粧品会社「花王」と「hoyu」の公式サイトを参照にまとめた。[注1] [注2]

なお、ヘアカラーリングの分類法にはいくつかの種類があるが、ここでは「花王」の分類法に基づき「酸化染毛剤」「酸性染毛料」「一時染毛料」の3種類に分けて解説する。

酸化染毛剤(ヘアカラー)

酸化染毛剤とは、毛髪の黒色を抜く働き(①)と、毛髪の奥深くまで色を浸透させる働き(②)の2つの働きを持つヘアカラーリング剤のこと。

もともと黒色の髪である場合、①と②の働きが組み合わさって目的の色に染毛される。白髪の場合は、②の働きで目的の色に染毛される。すなわち、天然の髪が何色であるかに関わらず、同じ色の髪を目指すことができることになる。

染毛状態の持続期間は、商品によって異なるものの、概ね2ヶ月程度。ただしこれは、2ヶ月経つと色が元に戻る、という意味ではない。2ヶ月経つと新たな毛が根元から伸び、色の段差が付いてしまうため部分的な染め直しが必要、という意味である。

酸化染毛剤は、繰り返しのシャンプーを経ても色落ちすることはない。

なお、人によっては酸化染毛剤の使用により、頭皮にかぶれが生じることがある。よって、使用する際には毎回パッチテストが必要となる。

酸性染毛料(ヘアマニキュア)

酸性染毛料とは、毛髪に軽く色を浸透させる働きを持つヘアカラーリングのこと。色は毛髪内部に浸透するものの、酸化染毛剤よりは浅くまでしか届かない。なお、酸性染毛料には、酸化染毛剤とは異なり毛髪の黒色を抜く働きはない。

黒色を抜く働きがない以上、もともと黒髪の場合には、ほんのりとした色合いのニュアンスが付く程度にしか仕上がらない。逆に白髪の場合には、自然な黒色の髪に仕上がる。

染毛状態の持続期間は、概ね2~3週間程度。シャンプーの都度、徐々に色が落ちていくため、染毛状態を維持したい場合には、2~3週間置きで染め直しが必要となる。

なお、酸性染毛料の成分でかぶれを起こすことはほとんどないため、原則として使用前のパッチテストは不要である。

一時染毛料

一時染毛料とは、毛髪の表面に一時的に色を付着させるカラーリング剤のこと。毛髪内部に成分が浸透することはないため、1回のシャンプーで簡単に色が落ちる。雨によっても色が落ちるため、使用する際には当日の天候を気にされたい。

単純にカラーリング剤を髪の表面に付着させるという方法を採るため(髪の毛を絵の具で塗るようなもの)、毛髪が黒色であっても白髪であっても、同じ色を目指すことができる。

染毛状態の持続期間は、シャンプーで洗い流すまで。シャンプーで流さずに就寝した場合、寝具に色が移る恐れがあるため、一時染毛料を使用した日にはかならずシャンプーをするようにする。

なお、一時染毛料で皮膚がかぶれることは、ほとんどない。よってパッチテストは、原則として必要ない。

できれば美容院でカラーリングを

ドラッグストアに行けば、非常に多くのヘアカラーリング剤が販売されている。また、同じ色を目指すカラーリング剤であっても、商品によって著しい価格差がある。

これら市販のヘアカラーリング剤は、「素人でもきれいに染まる」ことが特徴である。この特徴を実現するため、成分はやや刺激が強めとなっている。頭皮トラブルを避けるためにも、事前に十分に説明書を読み、かつ作業の手順をしっかりとシミュレーションしてから使用すべきである。

なお、すでに薄毛や抜け毛が生じている者については、なるべく頭皮に刺激を与えるべきではない。よって、市販の商品を使用するのではなく、多少お金はかかるが、美容院でカラーリングをしてもらったほうが良い。

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