若年性脱毛症

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[最終更新日]2018/04/25
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若年性脱毛症とは

若年性脱毛症とは、若年層に発症する抜け毛・薄毛の総称である。通俗的に「若ハゲ」と呼ばれる。ここに言う「若年」とは、一般に30代以下、つまり39歳以下のことを指すが、その基準は曖昧である。若年性脱毛症の原因の大半はAGA(男性型脱毛症)。AGA治療は、若いうちに始めるほどに効果が高いとされているので、若年性脱毛症を自覚した場合には早期の治療を心がけたい。

若年性脱毛症とは若者の脱毛症状の総称

若年性脱毛症とは、若いうちから発症する抜け毛・薄毛の総称である。一般に「若ハゲ」と呼ばれる。円形脱毛症や男性型脱毛症などのような特定の原因を持つ脱毛症状ではなく、あくまでも総称である点、用語を正しく理解されたい。

自分植毛の実績で知られるアイランドタワークリニック・名古屋院院長の對馬彰利医師は、若年性脱毛症について次のように説明している。

若ハゲ(若年性脱毛症)はいわゆる若い年代で発症する薄毛の呼称です。その中の一つとしてAGA(男性型脱毛症)も含まれます。そのため、AGA治療として取り入れられているものが、そのまま若ハゲ(若年性脱毛症)の治療にも用いられます。[注1]

對馬医師が説明する通り、若年性脱毛症の原因の大半は、AGA(男性型脱毛症)である。AGAは壮年以降に発症するイメージがあるが、より若い年齢層の発症も決して珍しくはない。

参考までに、以下、薄毛の進行を感じている男性の割合・人数についてのアンケート調査を紹介する。調査会社は、発毛促進・脱毛予防で著名なリーブ21である。

Q.「あなたは頭髪について、『薄毛』や『脱毛』が進んでいると思いますか?」

  • 年代…「はい」と答えた割合(全国の推定人数)
  • 10代…8.5%(257,000人)※15歳~
  • 20代…28.4%(1,806,000人)
  • 30代…42.6%(3,385,000人)
  • 40代…42.6%(3,922,000人)
  • 50代…48.2%(3,675,000人)
  • 60代…61.5%(11,440,000人)

参照[注2]:(PDF)~ 2015年「頭髪悩み度」調査発表 ~ | リーブ21[pdf]

30代以下の薄毛を若年性脱毛症と定義するならば、日本人男性の実に42.6%が若年性脱毛症を自覚していることになる。

若年性脱毛症の原因の大半はAGAである

若者に発症する抜け毛・薄毛の総称を若年性脱毛症と称すると説明したが、若年性脱毛症のうちの大半はAGA(男性型脱毛症)を原因としている。

AGAとは、男性に最も多く見られる脱毛症のこと。男性ホルモンのテストステロンが、5αリダクターゼという酵素の影響でDHT(ジヒドロテストステロン)という物質に変化し、このDHTが原因となって発症する。

AGAの進行パターンは、M字型、O字型、U字型など。簡単に言えば、世間によく見られる「おっさんのハゲ」がAGAである。

治療が早ければ早いほど良い

人の毛髪はヘアサイクルという再生循環を持ち、同じ毛穴から幾度も新たな毛が生れる仕組みとなっている。このヘアサイクルには回数に上限があり、上限に達して以降、その毛穴から毛髪が生まれることは二度とない。

若いうちであれば、ヘアサイクルが上限に達している可能性は極めて低く、その分、治療効果も高いとされる。ゆえに、若年性脱毛症を自覚した場合には、少しでも早く治療を始めるべきである。

AGAの治療法

多くの美容外科・美容皮膚科・一般皮膚科において、若年性脱毛症の治療を行なっている。これらクリニックにおける若年性脱毛症の治療方法を紹介する。なお、以下の治療方法は、若年性脱毛症の原因がAGAであると仮定した場合である。

【フィナステリド内服薬】

フィナステリドと呼ばれる成分を含んだ内服薬。先に触れた5αリダクターゼという酵素の働きを阻害し、テストステロンがDHTに変質しないよう働く。世界中で複数の種類のフィナステリド内服薬が発売されているが、それらの中でも最も有名なものが「プロペシア」である。

【ミノキシジル外用薬】

ミノキシジルという成分を含んだ外用薬(塗り薬)。毛髪を生産する毛母細胞に直接働きかけるとともに、頭皮の血行促進効果も手伝い発毛を促す。日本では「リアップ」という商品名のミノキシジル外用薬が有名である。

【オリジナル治療薬】

クリニックでオリジナルに調合したAGA治療薬。フィナステリドやミノキシジルをベースに、ビタミン、ミネラルなどを配合した治療薬で、既製品よりも高いAGA改善効果を目指している。内服薬であることが一般的だが、外用薬を併用することもある。

【育毛メソセラピー】

発毛・育毛を促進する薬剤を頭皮に直接注入する治療法。注入した薬剤の成分の浸透率を上げるため、注入後、頭皮に超音波やレーザーを照射する。高いAGA改善効果をあげている。

【HARG療法】

発毛・育毛を促進する薬剤を頭皮に直接注入する治療法。育毛メソセラピーとの大きな違いは、薬剤の中にHARGパウダーと呼ばれる各種の成長因子が含まれている点である。簡単に言えば、HARG療法とは毛髪における再生医療である。

【植毛】

毛髪を頭皮に植える外科手術。使用する毛髪には人工毛と自毛の2種類がある。現在の医療現場では自毛を植毛することが一般的である。治療費は高額だが、AGAを100%改善できる唯一の治療法として知られる。

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