増毛

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増毛とは

増毛とは、人工毛などの疑似頭髪を利用することにより、あたかも自毛が増えたかのように見せる手法のこと。薄毛への対策としてだけではなく、女性においてはファッションの一環として増毛が行なわれることもある。手軽に、確実に、そして個人差なく髪の量を増やすことができる点が、増毛の大きなメリットである。なお、自然な増毛状態をキープするためには、定期的にメンテナンスを受ける必要がある。

増毛とは人工毛等で頭髪をボリュームアップさせること

増毛という言葉を広義でとらえれば、「何らかの手段を用いて頭髪の量を増やすこと」となる。その意味においては、医療機関における育毛メソセラピーや自毛植毛なども、増毛の一種と考えることができよう。しかしながら、一般に増毛と言う場合には、より狭義の意味を指すことが一般的である。

東京世田谷区の、かくた皮膚科クリニック院長の角田美英医師は、増毛という言葉を次のように定義する。

「増毛」とは、「見た目の髪の毛を増やして、薄毛が目立たないようにする」ことを意味します。[注1]

自らの頭髪に、何らかの方法によって疑似頭髪(人工毛など)を加えることにより頭髪のボリュームをアップさせること、または薄毛を隠すこと。これを増毛と考えて良い。

なお、ウィッグと増毛を別のカテゴリに区分する見解もあるが、ここでは角田医師の定義に従い、ウィッグも増毛の一種とする。

増毛と育毛の意味を区別する

増毛は、時に育毛と混同されることがある。漢字の雰囲気が似ており、かつ意味の雰囲気も似ているからであろう。

しかしながら増毛は、明らかに育毛とは異なる。薄毛に悩む者は、両者の明確な区分が必要である。

【増毛とは】

上記の通りである。

【育毛とは】

前出の角田医師は、育毛について

「育毛」という言葉には、実は明確な定義は存在しません。一般的には、「頭皮の環境や生活習慣などを整え、今ある毛の健康を保ち、丈夫な髪を育てていく」という意味で使われていることが多いようです。[注2]

と語っている。

両者の違いを簡単にまとめる。

増毛とは、何らかのグッズを使用して人工的に髪を増やす行為である。育毛とは、何らかの手段によって自毛の増加を目指す行為である。

増毛法には様々な種類がある

増毛の主な種類について、前出の角田医師の記事を参照してまとめる。

【増毛の種類】

結毛タイプ

自毛の根元に人工毛を数本ずつ結び付ける方法。毛根の数は変わらないものの、髪の量は格段に増えた印象となる。

編み込みタイプ

糸を張って髪に人工的な土台を作り、この土台に人工毛を編み込んでいく方法。衝撃に強く、シャワー程度で編み込みが崩れることはない。

接着タイプ

人工毛を備えた人工皮膜を頭皮に貼り付ける方法。接着テープや接着差剤などを使用して貼り付ける。

ウィッグや部分かつら

ウィッグとは、かつらのことである。頭皮全体を覆うタイプのものから、一部分だけを覆うタイプ(部分かつら)など種類は様々。女性においては、薄毛対策ではなくファッションの一環として用いられることもある。

増毛剤

増毛パウダーや増毛スプレーなどを利用し、薄毛が気になる部分を隠す方法。人工毛を使用しない点で、上記とは異質の増毛法である。広範囲の薄毛には適さない。

増毛のメリット・デメリット

増毛のメリット・デメリットを確認する。

【増毛のメリット】

個人差なく髪をボリュームアップすることができる

医療機関などにおける薄毛治療や、育毛サロンなどのおける施術は、その効果において個人差がある。あるいは、効果を得られるまでの期間に個人差がある。一方で増毛の場合、効果の発現レベルにも効果が得られるまでの期間にも、個人差がない。

意外に丈夫である

方法にもよるが、増毛は脆弱ではない。特に編み込みタイプの場合は、スポーツやシャンプーなどで外れることは、まず考えにくい。

手軽に毛量を増減することができる

増毛で使われる毛は人工毛なので、本人の希望によって、いつでも手軽に毛量を増減させることができる。増毛剤もまた、その使用量を増減させることにより、外観を調整することが可能である。

【増毛のデメリット】

メンテナンス費用がかさむ

増毛施設での施術を指して「料金が高い」との噂がある。しかし、この噂は正確ではない。増毛の施術が高いのではなく、増毛のメンテナンス費用が高いのである。自然な状態を保つためには、定期的に増毛施設へメンテナンスに通うことが必要。都度、費用がかかる。

ある程度の自毛が必要

結毛タイプや編み込みタイプの場合、ある程度、自毛が残存していなければ施術ができない。自毛が少ない人は、別の方法を検討するしかない。

決まり事が多い

増毛施設で施術を受けた場合、理想的な状態を維持するためには、様々な決まり事を守らなくてはならない。定期的にメンテナンスを受けること、日光の当たり方に注意を払うこと(見た目が不自然になる)、アルコール系スタイリング剤を使用しないこと、などである。

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