パーマ剤

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パーマ剤とは

パーマ剤とは、一般にパーマ(ウェーブやストレート)をかける時に使用する医薬部外品のこと。アルカリ性の1液と酸性の2液を併用する。

パーマをかけた後に切れ毛を経験することがある。切れ毛と脱毛とは異なることから、パーマ後の切れ毛をさほど深刻に考えていない者も多いようである。

しかしながらパーマ剤は、実際には、切れ毛だけではなく脱毛の原因になることもある。

パーマをかけた直後は、脱毛を防ぐために、十分なヘアケア・頭皮ケアを施すべきである。

パーマ剤が毛髪に与える影響

パーマを頻繁にかけていると、毛髪が細くなってくることがある。この理由は、毛髪の組織内にあるケラチンというタンパク質が、繰り返しのパーマ液の使用によって漏出してしまうからである。[注1]

一度や二度のパーマで、毛髪が細くなる心配はほとんどない。しかしながら、繰り返し頻繁にパーマをかけていると、毛髪のケラチンが徐々に減少してくる恐れがあるので注意が必要である。

毛髪が細くなると外観上は薄毛と同じになることも

毛髪が細くなるということは、すなわち毛髪が弱くなることにもつながる。毛髪が弱くなれば、切れ毛が生じやすくなるであろう。

数本程度の切れ毛であれば外観上に何ら影響は与えないが、頭髪全体から無数の切れ毛が生じた場合、頭髪のボリュームがダウンする。根元付近からの切れ毛が多くなれば、やがて頭皮が目立つ恐れもある。脱毛症とは根本的に原因は異なるものの、外観上の問題としては薄毛に至ることもある。

パーマ剤が頭皮に与える影響

2種類のパーマ剤のうち、1液と呼ばれる液体は、強いアルカリ性の成分である。頭皮は逆に弱酸性であるため、1液が頭皮に触れることによりピリピリとした刺激を感じることがある。

1液による頭皮への刺激が原因となり、頭皮に接触性皮膚炎や脂漏性皮膚炎が生じることがあるので注意が必要である。

頭皮に皮膚炎が生じると脱毛が生じることも

パーマ剤の刺激が繰り返されることにより、頭皮に接触性皮膚炎と呼ばれる炎症が生じることがある。

すぐに治療を開始すれば大きな問題には至らあいが、炎症を放置すると「炎症性脱毛症」と呼ばれる症状が起こる可能性がある。[注1]

また、パーマ剤の刺激が要因となって脂漏性皮膚炎と呼ばれる炎症が生じることもある。

脂漏性皮膚炎とは、頭皮の常在菌であるマラセチア真菌が異常繁殖することで生じる炎症のこと。脂漏性皮膚炎の末期に至ると脂漏性脱毛症が生じる恐れがある。

パーマをかける時の注意点

パーマによる薄毛・脱毛を予防するためには、以下の点に注意されたい。

低刺激のパーマ剤を使用する

美容院でパーマをかける際、美容師に「低刺激のパーマ剤の使用」を申告する。

一昔前に比べ、昨今のパーマ液には刺激の弱いものも増えてきた。一般的なパーマ剤に比べ低刺激のパーマ剤はやや値段が高くなるが、頭髪・頭皮の健康を考えた場合、多少の費用加算は譲歩すべきである。

パーマをかけた直後は頭皮に刺激を与えない

パーマをかけた直後、頭皮は非常に敏感な状態となっている。この時点において過剰に頭皮に刺激を与えると、その刺激が原因となって抜け毛等を招く恐れがあるので注意が必要である。

具体的には、シャンプー剤を使い過ぎないこと。パーマをかけた後の2~3は、シャンプー剤を控えめにしつつ、やさしく頭皮を洗うよう心掛ける。また、ブラッシングの際に頭皮に刺激を与えないようにすることも大切である。

なおシャンプー剤については、可能であれば、頭皮にやさしいアミノ酸系の商品を使用するよう推奨する。[注1]

カラーリング剤もパーマ剤と同様のリスクがあると考える

パーマ剤だけではなく、カラーリング剤もまた頭髪・頭皮に強い刺激をもたらす。よって、カラーリングの頻度が高い場合、パーマ剤のそれと同様に切れ毛・抜け毛・薄毛等を招く恐れがあるため、十分に注意されたい。[注1]

特に、市販されている安価なカラーリング剤は、素人でも綺麗に染まることを目的として製造されているため、その弊害として頭髪・頭皮への刺激が一層強い。

カラーリングをする場合には、自己判断で安価な製品を選ぶのではなく、美容院にて低刺激の製品を使用してもらうべきである。

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