医薬部外品

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[最終更新日]2018/04/09
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医薬部外品とは

医薬部外品とは、厚生労働省が「効果あり」と認めた成分を、一定量まで配合した薬剤等。医薬品よりも効果は穏やかで、かつ化粧品よりも効果は強い。育毛剤や育毛シャンプー、ハンドクリーム、ビタミン剤などが医薬部外品に属する代表的な例である。なお、大正製薬から販売されている「リアップX5プラス」は育毛剤ではなく発毛剤なので、医薬部外品ではなく、医薬品である。

効果や副作用が医薬品よりも穏やかなものを指す

AGAや薄毛に関連して言えば、育毛剤や育毛シャンプーを謳う商品の多くは、医薬部外品に含まれる。他にも、化粧品に有効成分を加えた「薬用化粧品」も、医薬部外品に属する。あるいは、殺虫剤など動物の保健目的で使用される薬剤についても、医薬部外品に含まれる。

また、もともとは医薬品であったものの、その効果や副作用の低さゆえ医薬部外品に降格したものがある。これらを「指定医薬部外品」として、他の医薬部外品とは区別する。

以下は、武田薬品工業「タケダ健康サイト」、花王公式サイトを参照して解説している。[注1][注2]

「医薬部外品」と「医薬品」「化粧品」との違い

薬事法では、一定の効果が期待できる薬剤類について、医薬品、医薬部外品、化粧品の3種類に分類している。よって医薬部外品の概念を明確にするためには、医薬品および化粧品と比較すると分かりやすい。

【医薬品とは】

医薬品とは、傷病の予防・治療を目的とした薬の総称である。大別して、医療用医薬品とOTC医薬品(一般用医薬品)がある。

医療用医薬品とは、医師の診断を経てのみ入手できる医薬品のこと。医師の指示を経て薬剤師が薬を調合し、薬剤師から患者への適切な情報提供ののち、初めて患者はこれを入手できる。

OTC医薬品とは、医師の診断なくして入手できる医薬品のこと。効果・副作用が強い順に、第1類医薬品、第2類医薬品、第3類医薬品の3種類に分かれる。これらのうち第1類医薬品は、薬剤師からの情報提供のうえでのみ入手が可能となる。

【医薬部外品とは】

医薬部外品とは、厚生労働省が「効果・効能あり」と認めた成分を、一定量だけ配合したもの。第3類医薬品よりも、さらに効果・副作用が穏やかとなる。上で紹介した育毛剤や育毛シャンプー、殺虫剤などの他にも、入浴剤やスキンケア用品、制汗スプレー、ハンドクリーム、ビタミン剤、ヘアカラーなど、幅広い商品が医薬部外品に含まれている。

なお、薬用リップクリーム、薬用ハンドクリーム、薬用せっけんなど、「薬用」を冠に付ける商品は、すべて医薬部外品である。「薬用」という表記は、医薬部外品のみで認められている。

【化粧品とは】

化粧品とは、身体を清潔にしたり、美しくしたり、健やかにしたりすることを目的としたもの。効果・効能は医薬部外品よりも更に穏やか。医薬品や医薬部外品とは異なり、効果・効能を謳うことができない。

具体的には、普通のせっけん、普通のシャンプー、メイク用品、歯磨き粉などである。

医薬品・医薬部外品・化粧品の見分け方

医薬品

医師が処方する、または、パッケージに第1類医薬品、第2類医薬品、第3類医薬品の、いずれかの表記がある。

医薬部外品

パッケージに医薬部外品、または薬用という表記がある。

化粧品

パッケージに医薬品・医薬部外品の表記がなく、また、効果・効能を謳う文言がない。

発毛剤、育毛剤、育毛シャンプー、リアップの位置づけ

AGAに関連し、薬事法における発毛剤、育毛剤、リアップの位置づけを確認する。

発毛剤は医薬品

AGA治療薬であるプロペシアやザガーロなどは、医師の診断を受け、かつ処方箋を作成してもらった上で初めて入手が可能となる。よって薬事法における位置づけは医薬品であり、かつ医療用医薬品である。

育毛剤は医薬部外品

薬局やドラッグストアなどで入手が可能な育毛剤については、商品に有効成分の表記はなされているものの、その効果・効能は発毛剤に比べて劣る。よって育毛剤は、通常、医薬部外品に分類される。

育毛シャンプーは医薬部外品

育毛シャンプーも、育毛剤と同様の理由で医薬部外品に分類される。

リアップは第1類医薬品

大正製薬から販売されている「リアップX5プラス」については、ミノキシジルを5%配合しているため、薬効が非常に高い。よって当商品に関してのみ、育毛剤ではなく発毛剤に分類される。よって「リアップX5プラス」は、医薬品である。かつ、効果の強さから第1類医薬品に分類されているため、入手の際には薬剤師からの適切な情報提供が必要となる。

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