シャンプー

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[最終更新日]2018/04/25
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シャンプーとは

シャンプーとは、頭皮や頭髪の洗浄剤のことである。頭部に溜まった皮脂や埃などを除去することを目的として、シャンプーを行なう。シャンプーに配合されている洗浄成分は、大きく分けて3種類。最も一般的に見られる高級アルコール系界面活性剤、頭皮や髪にやさしいアミノ酸系界面活性剤、天然由来成分で作られる石鹸系界面活性剤である。抜け毛・薄毛対策としては、アミノ酸系界面活性剤が適している。

頭皮や頭髪の洗浄剤

シャンプーには配合成分の違いにより、医薬品に分類される商品や、化粧品に分類される商品があるが、いずれに分類されたとしても、これらをまとめてシャンプーを総称する。日常的には、リンスやトリートメントの作業も含めて「シャンプーをする」と言う。

【シャンプーの歴史】

遡るに、古来、日本では洗髪が慣習ではなかった。明治期、一部の女性の間での流行として洗髪が行なわれていたことがある、といった程度である。シャンプーが一定の市民権を得たきっかけは、1932年に発売された「花王シャンプー」である。同シャンプーの洗浄成分は、石鹸と同じであった。

1950年以降になると、洗浄成分に界面活性剤が登場。界面活性剤を配合した「花王フェザーシャンプー」は、当時、シャンプーのシェアの80%を占めた。1980年代に入ると、若い女性たちの間で、いわゆる「朝シャン」が流行。時をほぼ同じくして、シャンプーと同時にリンス効果も得られる「リンスインシャンプー」が誕生した。以後、シャンプーは「毎日行なうもの」として、国内に概ね定着していった。

シャンプーに含まれる主な界面活性剤は3種類

シャンプーの洗浄成分は、界面活性剤と総称される成分である。界面活性剤にはいくつかの種類があるが、現在の国内で市販されているシャンプーの界面活性剤は、主に「高級アルコール系」「アミノ酸系」「石鹸系」の3種類に分けられる。

以下、それぞれの界面活性剤の特徴について、水島豪太医師(美容外科医・AGAヘアクリニック院長)の監修記事を基にまとめた。[注1]

【高級アルコール系界面活性剤】

石油由来の界面活性剤である。商品の成分表に「ラウリル~」「ラウレス~」などの表記がある場合、高級アルコール系界面活性剤が配合されている。比較的安価であることもあり、市販されているシャンプーの大半は高級アルコール系である。

高級アルコール系界面活性剤は、洗浄力が強いことが特徴。頭皮や毛髪の油分をしっかりと除去したい者に向いている。

その反面、頭皮に必要とされる皮脂を根こそぎ落してしまうこともあるので、肌の弱い者(乾燥肌、アトピー性皮膚炎など)は、使用を避けたほうが無難である。

【アミノ酸系界面活性剤】

タンパク質の原料ともなる、アミノ酸が主体となった界面活性剤である。商品の成分用の中に、「ラウロイル」や「ココイル」などの表記がある場合、アミノ酸系界面活性剤が配合されている。昨今、スカルプシャンプー(頭皮ケアに主眼を置いたシャンプー)と総称される商品の中には、アミノ酸系界面活性剤を使用しているものも多い。

高級アルコール系界面活性剤に比べると、洗浄力は穏やか。頭皮に必要な皮脂を洗い流し過ぎることがないので、皮膚の弱い者でも安心して使用できる。抜け毛や薄毛に悩む者においても、第一に選択されるべきシャンプーとされている。

【石鹸系界面活性剤】

天然油脂や脂肪酸を原料として作られる界面活性剤である。成分の由来が天然であるため、いわゆるオーガニックシャンプーに配合されることが多い。合成洗剤などの添加物を避けたい者には、お勧めできる界面活性剤である。

ただし石鹸自体はアルカリ性のため、アミノ酸系界面活性剤に比べれば、皮膚への刺激は強い。よって、肌質によってはトラブルを起こすこともあるので注意が必要である。

薄毛対策としてのシャンプーのやり方

上記、水島豪太医師による監修記事を基に、薄毛対策としての正しいシャンプーの方法をまとめた。[注2]

【正しいシャンプーの方法】

1.ブラッシングをしてから髪を濡らす

シャンプーをする前、髪が乾いた状態においてブラッシングをする。これにより、髪のもつれ等がほどけ、お湯が毛髪や頭皮に届きやすくなる。

十分にブラッシングを行なったら、熱すぎないお湯で髪を濡らす。シャワーでしっかり髪や頭皮を流すことで、汚れの大半が落ちる。

2.シャンプー液を手の上で泡立てる

シャンプー液を手に取ったのち、すぐに髪に乗せるのではなく、いったん手の平の上でしっかりと泡立てる。泡立たせることで汚れが落ちやすくなり、かつ、シャンプー液の偏りが均される。

3.泡立てたシャンプーを頭髪全体になじませる

手の平で泡立てたシャンプーを、頭髪全体にわたってなじませる。一部に偏らないよう注意する。

4.指の腹で頭皮をマッサージする要領で洗髪する

爪を立てず、指の腹で頭皮をマッサージするようにして洗髪する。爪を立てると、頭皮に必要な皮脂までを洗い流してしまう可能性がある。また、頭皮が爪で傷つくこともある。

5.入念にすすぐ

シャンプーの成分が頭皮や髪に残らないよう、すすぎを入念に行なう。洗髪の際と同様、頭皮や髪に刺激を与えないよう、やさしくすすぐ。

【朝晩2回のシャンプー or 朝シャンのみ、はお勧めしない】

就寝前と外出前、1日2回のシャンプーを行なう者がいる。

頭皮や髪が清潔であることは良いのだが、1日2回もシャンプーを行なうことで、頭皮に必要な皮脂が洗い流されてしまう恐れがある。結果、頭皮の乾燥や炎症等を招き、抜け毛や薄毛を助長しかねない。

また、1日1回、朝のみシャンプーをする、という者もいる。

毛髪は、就寝中の成長ホルモンの働きによって健全な育成がなされる。よって、就寝中の毛髪の成長を妨げないよう、就寝前に頭皮の状態を清潔にしておくことが望ましい。すなわち、朝よりも夜にシャンプーを行なったほうが良い。[注3]

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