半永久染毛料

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[最終更新日]2018/05/08
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半永久染毛料とは

半永久染毛料とは、いわゆるヘアカラーリングの一種である。

ヘアカラーリングは、大きく「医薬部外品」と「化粧品」の2種類に分けられる。「医薬部外品」としてのヘアカラーリングは、「永久染毛剤」と「脱色剤・脱染剤」の2種類に、「化粧品」としてのヘアカラーリングは、「半永久染毛料」と「一時染毛料」の2種類に分けられる。

半永久染毛料の商品バリエーションは、非常に幅広い。一般に「ヘアマニキュア」や「酸性カラー」などと呼ばれる商品は、半永久染毛料に属する。[注1]

半永久染毛料の特徴

上記の通り、半永久染毛料には非常に様々な商品がある。「ヘアマニキュア」や「酸性カラー」だかではなく、「カラーリンス」や「カラートリートメント」も半永久染毛料の一種である。

また、薬剤のタイプも「クリームタイプ」や「ジェルタイプ」、「エアゾールタイプ」「粉末タイプ」「マーカータイプ」など様々である。

半永久染毛料の染毛メカニズム

髪表面のキューティクルの隙間を通り、染料が徐々に毛髪の内部に浸透して髪が染まる。

ヘアマニキュアの場合は、一回の使用のみで染料が毛髪に浸透するが、カラーリンスやカラートリートメントの場合は、複数回の使用を経て徐々に染料が毛髪に浸透する。

メリット

  • 手軽かつ安価に染髪をすることができる
  • 毛髪や頭皮への刺激が少ない
  • パッチテストが不要な商品も多い

デメリット

  • 黒い髪を明るくする効果はない
  • シャンプーのたびに、徐々に髪から色が抜けていく
  • 雨や汗などで色が抜けていくこともある
  • 染料が皮膚に付着した際、すぐには取れない
  • 2~4週間程度しか色持ちしない[注2]

永久染毛剤、脱色剤・脱染剤、半永久染毛料、一時染毛料の違い

医薬部外品である「永久染毛剤」「脱色剤・脱染剤」、および化粧品である「半永久染毛料」「一時染毛料」、以上4種類の違いを明確にする。

永久染毛剤

永久染毛剤には、酸化染毛剤と非酸化染毛剤の2種類がある。

酸化染毛剤は、薬剤が毛髪の倍部に浸透してメラニンを脱色。加えて、人工的な色も毛髪の内部に定着させる。染髪効果は、約2~3ヶ月である。

非酸化染毛剤は、薬剤が毛髪内部に浸透して鉄イオンと多価フェノールの働きで、主に白髪を黒色の髪に染める。染髪効果は、約1ヶ月である。

いずれの染毛剤を使用するにあたっても、かならずパッチテストを要する。

脱色剤・脱染剤

薬剤が毛髪の内部に浸透し、メラニンを直接薄くするものが脱色剤。同じく薬剤が毛髪の内部に浸透し、酸化染料の色を薄くするものが脱染剤である。

脱色剤、脱染剤、いずれにおいても髪への刺激は大きい。使用した後には、髪を十分にケアする必要がある。

半永久染毛料

上に説明した通りである。

一時染毛料

毛髪の表面(キューティクルの表面)に染料を付着させることで髪を染めるものを、一時染毛料と言う。一度のシャンプーで染料が簡単に落ちる。

髪が雨に濡れると染料が落ちるため、使用に際しては当日の天候も十分に考慮する。また、汗でも染料が容易に落ちるため、スポーツ前の使用は推奨されない。

半永久染毛料が脱毛・薄毛を招く恐れはほとんどない

半永久染毛料は、薬剤が毛髪の内部に浸透はするものの、その作用の過程において、毛髪内部のタンパク質(ケラチン)に不可逆的なダメージを与えることはない。あわせて、頭皮に炎症を招く等のリスクも、ほとんどない。

よって、半永久染毛料の副作用のみで抜け毛や薄毛を招くこと、または症状を悪化させることは、非常に考えにくい。

これらに対し、世間の一部には「ヘアカラーが抜け毛を招く」という誤解も存在している。この誤解のルーツは、おそらく、半永久染毛料と永久染毛剤の混同にあると考えられる。

ただし、いかに髪や頭皮にやさしい成分とは言え、その成分が体質に合わない者もいる。ことに、初めて半永久染毛料を使用する者においては、何らかのトラブルを避けるためにも、念のためパッチテストを行なうことを推奨する。

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