フィンペシアの効果と使用時の注意点

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[最終更新日]2018/10/15
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フィンペシア

安価で購入することのできるプロペシアの後発薬品

フィンペシアとは、プロペシアの成分をもとに作られた、いわゆる後発薬品にあたります。そのため、プロペシアと混同されることもあるフィンペシアについて、その効果や特徴、プロペシアとの違いなどをご紹介します。

フィンペシアとは?

プロペシアをもとに作られたほぼ同じ成分のAGA治療薬

フィンペシアは、プロペシアをもとにしてインドのシプラ社という製薬会社が製造し、販売しているAGA治療薬です。そのため、一般的にはプロペシアのジェネリック薬品と言われることも多いのですが、厳密に言うとそうではありません。

そもそもジェネリック薬品とは、オリジナルとなる薬品製造の特許期限が切れた以降に、そのノウハウをもとにして他の製薬会社で製造された薬品のことを指します。ですがプロペシアの場合、特許権はまだ切れておらずアメリカのメルク社が所持している状態ですので、この段階で販売された後発薬であるフィンペシアは、ジェネリックとは言えないのです。

フィンペシアによるAGAの改善効果は、プロペシアとほぼ同じ成分で作られているため同様の効果が期待できますが、正式に製造のノウハウを受け継いだわけではないので、全く同じということではないようです。しかし後発薬なので価格も安価なため、プロペシアからフィンペシアへ替える人も多いようです。

フィンペシアが有効な部位

生え際(M字部分)やつむじ付近、頭頂部が薄くなってくるのは男性型脱毛症(AGA)といわれる種類のものです。主な原因となるのは、5α-リダクターゼという酵素。男性ホルモンのジヒドロテストステロンの影響により、毛の成長が阻害されてしまいます。フィンペシアは、5α-リダクターゼをブロックする働きがあるのです。

特にAGAの人は、II型5α-リダクターゼの影響を受けやすいもの。つむじや頭頂部には、II型5α-リダクターゼが多く存在しているとされています。フィンペシアを使用することで、つむじや頭頂部の薄毛に効果がみられるでしょう。もちろん、AGAの特徴である生え際の薄毛や抜け毛にも効果があるため、薄毛全般を抑制する効果が期待できます。

フィンペシアが対応できる脱毛の種類

AGA型脱毛症

フィンペシアは、プロペシアと同様にフィナステリドを配合していますので、AGA(男性型脱毛症)の改善に効果を発揮します。AGAは思春期以降の男性に起こる薄毛症状で、DHT(ジヒドロテストステロン)が毛乳頭細胞に結合することで引き起こされるとされています。AGAの症状は主に前頭部と頭頂部に現れ、進行性であるというのが特徴です。

フィンペシアの配合成分フィナステリドは、原因であるDHTを男性ホルモンから生成する5a-リダクターゼ(5a還元酵素)を阻害し、DHTを抑制する作用があり、AGAによる脱毛を防止し発毛を促す効果が期待できる成分です。そのため、同じくフィナステリド配合のプロペシアと同様に、AGAの進行を止めて薄毛を改善する効果が、フィンペシアにも期待できるとされています。

フィンペシアが対応できない脱毛の種類

円形脱毛症

円形脱毛症とは、頭髪の一部が円形または楕円形状に抜け落ちてしまうことを言います。この症状は一箇所だけではなく、頭の数カ所にも及ぶ場合もあり、かなり目立つ症状となる事もあります。円形脱毛症の原因には、過度なストレス、自己免疫や自律神経の異常などが挙げられており、症状は一時的なものとされており、医療機関での対処やストレスの緩和で改善されるそうです。

脂漏性脱毛症

頭皮の皮脂の分泌が過剰になる事で、頭に常駐しているカビの一種マラセチア菌が増殖することで起こる脱毛症です。常駐菌ですので特に悪い菌というわけではありませんが、増殖してしまうとフケやかゆみが多発し、更に進行すると毛穴が皮脂でふさがれることで炎症が起き、髪の毛が抜け落ちる脱毛症となってしまうのです。改善には、抗真菌薬かステロイド剤が有効とのことです。

機械性脱毛症

機械性脱毛症とは、髪の毛を引っ張り続けるなど、物理的な力が加わることで起こる脱毛症状のことを指します。例えば、職場で長時間髪を縛る必要がある、またはヘルメットの着用が必須であるなど、頭皮に強い負荷がかかり続けている人などは、発症しやすいとされています。ですので、日常的に頭皮にかかっている力を和らげることで、予防できる脱毛症とされています。

抜毛症

抜毛症とは、健康な髪の毛を自分で抜いてしまう症状のことを指します。自分で髪の毛を抜いてしまうため、脱毛する箇所は人それぞれで不規則な形となります。この症状は学童期の子供に多く見られ、一種の癖として捉えられることが多いですが、精神的なストレスが大きく関わっているようです。そのため、ストレスが解消されれば、自然と症状が治まると考えられています。

薄毛に有効なフィンペシアの配合成分

前立腺肥大の治療のために開発されていた成分

フィナステリドは、もとは前立腺肥大症の治療薬として開発された成分です。その過程で、脱毛症の改善効果がある事がわかり、更に研究が進んだ結果、AGAの治療に有効な成分として使用されるようになりました。フィナステリドには、5aリダクターゼという還元酵素を阻害し、DHT(ジヒドロテストステロン)の生成を抑制する作用が認められています。DHTは男性ホルモンのテストステロンから5a-リダクターゼ(5a還元酵素)によって生成されるホルモンで、ヘアサイクルを乱れさせることで髪の成長を抑制し脱毛を促すとされています。これが、男性型脱毛症(AGA)の正体です。フィナステリドの作用は、AGAの根本原因であるDHTが生成されるのを抑制することになるので、AGAの進行を防止するのに効果を発揮するのです。またフィナステリドには、皮脂が過剰に分泌するのを抑える作用もあると言われ、頭皮の血行をよくして育毛に適した環境に整える効果も期待されています。

効果の現れ方

服用開始~3ヶ月

抜け毛の量が減少する・生え際に産毛が目立つようになる

目に見える効果が感じづらい時期と言えます。特に飲み始めは、現在生えている髪を一斉に休止期にしてしまう「初期脱毛」が起こり、一時的に抜け毛の量が増えることがあります。そこを超えると抜け毛がだんだん減ってくるとともに、生え際の産毛が増え始めてくるのですが、多くの人が抜け毛の多さに驚き、効果がないと思って服用をやめてしまうそうです。ですので飲み始めの3ヶ月間は、我慢して服用を続けることが勧められています。

3~6ヶ月

産毛が太くなり髪が伸びる・薄毛が目立たなくなり始める

これまで短かった産毛が長くなり、密度の薄かった箇所が目立たなくなり始める時期です。薬による効果が現れる目安が6ヶ月目とされているとおり、自分で鏡を見て変化を感じることもできるようになり、服用による改善効果を実感できるようになるとされています。しかしそうは言っても、効果が現れるのには個人差があります。ですが効果の現れ方が早い方では、周囲の人からも変化を指摘されるほど、状態が改善されるケースもあるそうです。

6ヶ月~1年

抜け毛が激減し薄毛の進行が止まる・毛髪にボリュームが出る

服用前と比べ抜け毛の量が激減し、生え際の前進などAGAの進行が止まったことを、さらにはっきり自覚できるようになる時期です。髪の毛も太くしっかりと成長してきて、4人に1人は髪の毛がボリュームアップを実感できるようになるとされています。また、美容師や理容師に、髪質の変化を指摘される方もいらっしゃるそうです。しかしまだ状態が安定しているとは言えず、現状を維持していくためにも、服用の継続が求められています。

処方される方法

病院での処方

フィンペシアは、日本では未認可の薬です。そのため、ほとんどの病院では処方されておらず、入手するためには個人輸入代行業者を通じて、購入することとなります。フィンペシアは後発薬ですのでプロペシアよりも安価ですし、ネットで手軽に購入できるメリットがありますが、その分デメリットも色々とあるようです。そこで、ここでは個人輸入をする際に考えられる、メリットやデメリットについてをご紹介させていただきます。

個人輸入業者からの購入

個人輸入で薬を購入する場合、海外のサイトから直接ではなく、個人輸入代行業者のサイトを利用すれば、全て日本語で手配ができ支払いも日本円ですので、手軽に購入できます。しかし海外からの発送ですので、商品が手元に届くまでには、多少時間が必要な場合もあります。

メリット

フィンペシアは、プロペシアの後発薬として開発されたAGA治療薬ですので、配合されている成分もほぼプロペシアと同じです。ですが後発薬のため、プロペシアよりもかなり安く購入することができるというメリットがあります。

個人輸入を行う場合、代行業者のサイトから発注を行いますので、自宅で好きな時間に注文ができるのがメリットです。時間を作って病院へ行く手間がないため、ネットでの注文は忙しい人にはとても適しているといえます。

デメリット

フィンペシアの個人輸入では、偽物の薬をつかまされる危険性も指摘されています。こうした危険性を避けるためにも、個人輸入代行業者は信頼できるところを利用するようにする、といった防衛策が勧められています。

個人輸入を行った場合、商品との間にどんなトラブルが起きたとしても全て自己責任となります。何があっても誰も責任を取ってはくれませんので、その点を良く理解してから、個人輸入でのお買い物をなさってください。

用量・用法について

毎日服用する

フィンペシアに含まれる有効成分フィナステリドは、服用すると24時間その効果が持続するとされています。AGAを改善していくためには、血中のフィナステリド濃度を一定に保ち、DHTの生成を抑制し続けなければいけません。そのため、1日に決められた用量である1錠を毎日服用していくことが、効果を上げるのに必要とされています。

食後に飲む

フィンペシアの服用には、特にこの時間帯でなければ弊害があるといった明確な指示はありませんが、できれば食後での服用が良いとされています。食後に薬を服用すると、体内に成分が吸収されやすくなるとされていますし、胃への負担も軽減できるともいわれていますので、やはり食後のタイミングが、一番効果的なタイミングと言えるようです。

時間を決めて24時間ごとに服用する

フィンペシアの効果を持続させ続けるには、24時間ごとの服用が求められています。そのため、飲み忘れなどがないように、時間を決めて服用するのが良いでしょう。例えば、必ず朝食後に服用とか、就寝前に服用とか決めておくと、24時間ごとという間隔を容易に守ることもできますし、また飲み忘れのリスクも低くなるのではないでしょうか。

フィンペシアを服用する上での注意点

服用してはいけない人

用量をしっかり守って服用する

フィンペシアの効果を正しく反映させるためには、用量をしっかり守って服用することが必須です。多く飲んでも効果が上がるわけではなく、かえって過剰摂取となってしまい、副作用の危険性を高めるだけになります。

女性に触れさせてはいけない

フィンペシアの有効成分フィナステリドは、男性ホルモン抑制成分です。これが妊婦さんの身体に入ると、胎児が男の子だった場合生殖器の発達に異常をきたす可能性があるため、女性は触れるのも避けた方がよいとされています。

献血を避ける

フィンペシアに配合されるフィナステリドは、服用すると血中に含まれるようになります。そのため、妊婦さんや肝機能障害の患者に献血液として使用されないように、フィンペシア服用中の献血は禁止されています。

体調が悪い時の服用は控える

フィンペシアは肝臓で分解されるため、服用すると肝臓に負担をかけるとされています。体調の悪い時は肝機能も低下するとされていますので、体調を崩している時はフィンペシアの服用を控える方が、良いとされています。

別の診察を受ける際は服用役として医師に伝える

どのような薬にも言えることですが、薬の飲み合わせによっては効果を相殺してしまったり、思わぬ副作用を起こす場合も考えられます。ですので、何か別の診察を受ける際には、必ず服用薬として医師に伝えてください。

他の薬との併用

育毛剤や風邪薬などの併用について

外用薬の育毛剤との併用については、特に問題があるようなことはないようですが、効果の似ている薬を一緒に飲むのは避けた方がよいようです。また、風邪薬との併用は、1~2時間ほどずらして服用することがおススメだそうです。

その他

アルコールについて、持病がある人についてなど

前述にもあるように、フィンペシアの服用は肝臓への負担が指摘されています。そのため、アルコールをよく飲む人は、飲酒から時間をかなり空けて服用することと、持病のある方は必ず事前に医師に相談することが勧められています。

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