プロペシアの副作用が後遺症として残る可能性はある?

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プロペシアの副作用で後遺症が残る可能性は低い

青い錠剤

プロペシアを服用することで、稀に副作用が引き起こされる場合があります。プロペシアの副作用は、男性の性機能に関わるものがほとんどで、性欲減退、射精量減少、勃起不全などです。

これらが副作用として起こる確率が高い症状ですが、その他、肝機能障害やがん、蕁麻疹、男性の不妊症、抑うつ状態、めまいなどの症状が現れる可能性も考えられます。

ですが、万が一、肝機能障害などが副作用として現れた場合でも、プロペシアの服用を中止することで症状は改善すると報告されているので、後遺症として残る可能性は低いでしょう。

こちらでは、プロペシアで引き起こされる可能性がある副作用と、その後遺症についてご紹介していきます。プロペシアでの治療を考えている方は、体の安全のために、ぜひ参考にしてください。

プロペシアの副作用として多いのは性機能障害

プロペシアでの副作用として比較的よく見られるのは、男性の性機能に関するものです。プロペシアは「5α-リダクターゼ」という酵素の活性化を抑制することで、「ジヒドロテストステロン」という男性ホルモンの生成を抑えます。

ジヒドロテストステロンとは、男性らしさや生殖器の成長を司るホルモン。その男性ホルモンを抑制してしまうため、次のような性機能に関する副作用が現れる場合があります。

  • 性欲減退
  • 勃起不全
  • 射精量減少
  • 射精障害

副作用が起きる確率は1%程度

プロペシアの副作用の中でも、性機能に関するものはよく現れると言われています。ですが、臨床試験の結果を見てみると、その確率は1%程度。276例に対して48週間行われた試験では、11例のみに性機能障害の副作用が認められたのみです。

試験の結果によると、性欲減退が3例(1.1%)、勃起不全が2例(0.7%)などとなっており、よく見られる副作用であっても、かなりの確率の低さであることがわかります。

重大な副作用として挙げられる肝機能障害

プロペシアの重大な副作用として報告されているのが、肝機能障害です。副作用として現れる確率は不明とされていますが、性機能障害の1%よりも低くなると考えられます。

副作用としての肝機能障害は、プロペシアを使用していた943例の中で、2例に対して現れています。国内だけではなく海外からも肝機能障害の報告があるので、肝臓に疾患を持っている方は服用を慎重にするべきでしょう。

ですが、プロペシアに限らずどのような医薬品であっても、薬剤性の肝機能障害が引き起こされる可能性はあるので、一概に「プロペシアだから危険」とは言えません。

男性乳癌や前立腺癌を発症する可能性も

プロペシアの有効成分であるフィナステリドを服用していた男性に、男性乳癌の発症が見られ、前立腺癌の発症確率が高まるという報告があります。

副作用として癌が発生するということなら、服用を考えるという方も多いでしょう。ですが、フィナステリドと癌の関係性は明らかにはなっておらず、プロペシアの副作用だと明確に言うことはできません。

どちらにしても、病院でプロペシアを処方してもらっている場合は、医師による診察もあるので安全です。プロペシアは医薬品なので、医師の診察のもと、健康状態を確認しながら処方してもらうことが大切となります。

副作用が後遺症として残る可能性は低い

プロペシアには、性機能障害、肝機能障害などの副作用があるとされますが、いずれの症状も、プロペシアの服用を中止した後には回復したそうです。性機能障害はもちろんのこと、重大な副作用とされる肝機能障害も回復したため、後遺症の心配をする必要はないでしょう。

また、プロペシアには併用してはいけない医薬品がないため、副作用が起きたとしても、治療薬による治療を受けることが可能です。プロペシアを服用しながら、バイアグラなどの勃起不全治療薬を服用することもできるので、症状が深刻化することは少ないと考えられます。

医師の処方の下で服用すれば後遺症の心配はない

プロペシアで引き起こされる可能性がある副作用と後遺症について、簡単にまとめてみます。

●性機能障害や肝機能障害、癌などの副作用の可能性

性機能障害は副作用の中でも多く現れる症状です。肝機能障害に関しても報告がありますが、これはプロペシア以外の医薬品でも引き起こされる可能性が。男性乳癌、前立腺癌とプロペシアの関係は明らかになっていません。

●副作用が起きる確率は低い

最も多く見られる性機能障害でも、約1%の発生率。肝機能障害は、それよりも更に低くなるので、副作用は極稀に現れるものです。

●後遺症として残る可能性は低い

性機能障害、肝機能障害とも、プロペシアの服用を中止した後、症状が回復したとされています。そのため、医師の処方の下で服用すれば、後遺症として残る心配はないと考えられるでしょう。

参考:MSD株式会社『プロペシア』

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