プロペシアが効かない場合について

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プロペシアが効かない人もいるの?

薄れた頭部

どうしてプロペシアが効かないのか

AGAの治療薬として世界的にも効果が実証されている内服薬プロペシア。しかし、薄毛だけに関わらず、どんな症状でも絶対に改善されるという保証がある完璧な薬は存在しません。プロペシアも例外ではなく、効果がない人もいるのです。

プロペシアが効かない人の特徴

プロペシアが効かない人の特徴として、主に2つがあげられます。1つは薄毛の原因がAGAではない。2つ目は毛母細胞が劣化している場合です。毛母細胞が弱っていたり、死んでいたりするとプロペシアが効きにくいと考えられています。

薄毛の原因がAGAではない

薄毛の種類によって処方は変わります

薄毛にもさまざまな原因があるのはご存知でしょうか。AGA以外の脱毛症として、「円形脱毛症」「脂漏性脱毛症」などがあり、もちろん原因はそれぞれで違います。

プロペシアはあくまでもAGAという薄毛の症状を改善するための治療薬なので、それ以外の薄毛については効果がありません。そのため、AGAではないのにAGAの薬を飲んでも効かないのは当然といえますね。

ちなみに、AGA以外の薄毛の場合、その原因を追究してしっかりと治療を行なうと完治することがほとんどです。まずは専門のクリニックで無料カウンセリングを受けて、薄毛がAGAなのかどうか確認することをおすすめします。

毛母細胞が劣化している

最低でも6ヶ月服用した上で判断

プロペシアをはじめとする、AGA治療薬の効果が出るまでには時間がかかるもの。最低でも6ヶ月、通常は1~2年の服用が必要だといわれています。「2、3ヶ月服用したけど効果がなかった」と諦めて、効果が出ないと判断してしまう人も多いそうですが、まずはきちんと治療・ケアを行いつつ、6ヶ月以上は様子を見守りましょう。

しかし、長期間治療を続けた上で効果が出ない場合には、毛母細胞が弱っていたり、または死んでしまったり、という可能性も考えられます。

毛母細胞とは、毛を作り出す細胞のこと。その細胞が死んでしまえば新しい毛が生まれてくることもないのです。そうなってからでは、どんなに優れたAGA治療薬も手遅れ。そんな事態を避けるためにも、専門医の診断を受けることが大切です。

プロペシアが効かない原因

抜け毛、薄毛の原因はさまざまなものが考えられます。上記の特徴が該当しない人であっても、そのほかの原因でプロペシアによる改善が進まないというケースは多々あります。たとえばプロペシアの服用方法が適切でなかったり、そもそもプロペシアだと思って飲んでいた薬が偽物だったり。治療における安全性にも関わる場合もあるので、しっかりチェックしておきましょう。

服用方法が適切ではない

どんな薬にも、正しく効果を得るために守るべきルールがあります。プロペシアは1日1回、そして6ヶ月以上継続して服用するのが正しい服用方法です。飲み忘れたからといって翌日に2、3回飲むなど、誤った用法では効果が期待できません。プロペシアは男性ホルモンに働きかける作用があるので、一度に大量摂取することで副作用を強く感じる人もいるかもしれません。精力の低下や肝機能障害といった副作用があるので、そういったリスクを抑えるためにも、正しい用量・用法で服用しましょう。

プロペシアが偽物だった

プロペシアだと思って服用していた薬が偽物だった場合、当然ながら適切な効果は得られません。専門のクリニックで処方してもらった場合は問題ありませんが、ネット通販などでのプロペシア購入には、偽物のリスクがあることを覚えておきましょう。偽物にはプロペシアと同じ成分が入っている保証はありませんし、もし入っていたとしても、その含有量はデタラメかもしれません。さらに、全く関係ない成分が入っていたり、製造過程の衛生環境に問題があった場合には、副作用以外の健康被害が発生する可能性も考えられます。

男性ホルモンの原因が違う

薄毛の原因がAGAであっても、その原因にはさらに2種類に分けられるのです。悪玉男性ホルモンと呼ばれるジヒドロテストステロンを生成する5α-リダクターゼにはI型とII型の2種類のタイプがあり、プロペシアの主成分フィナステリドは、II型のタイプにしかその効果を発揮しません。

I型の5α-リダクターゼは側頭部と後頭部の皮脂腺、II型の5α-リダクターゼは前頭部から頭頂部の毛乳頭に存在していて、そのどちらが多いかは個人差があって体質によって異なります。

つまり、II型の5α-リダクターゼの分泌量が多く、前頭部や頭頂部に薄毛が見られる場合はプロペシアの効果を得やすいのですが、I型の5α-リダクターゼが多い人はプロペシアの効果が感じにくいということです。

また、ジヒドロテストステロンが毛乳頭の男性ホルモン受容体と結びつくことで薄毛が起こるのですが、その感受性が弱い場合も、プロペシアの効果が出にくくなります。こうした体質の差は遺伝によるところが大きいと言われています。

まだ効果が出ていないだけ

プロペシアは比較的若い男性に効果が出やすいと言われていますが、飲み始めてから効果が出るまでの期間には大きな個人差があります。

一般的に、最低でも6ヶ月から1年はかかると言われていますが、早い人なら2~3ヶ月程度で効果が出るケースもある一方、2年以上かかってようやく改善が見られたというケースもあります。

プロペシアを飲んで「効かなかった」と感じても、それは「まだ効果が出ていないだけ」という可能性もあるのです。

プロペシアが効かない場合によくある疑問

プロペシアを飲み続けると耐性がつく?

プロペシアを継続して飲み続けることで耐性がつき、効果が出なくなったと感じる人もいるようです。しかし、耐性についての明確なデータや調査結果、公式発表はないため、プロペシアの長期服薬により耐性がついて効かなくなるという節には根拠がありません。

プロペシアを飲み続けていても、加齢によって男性ホルモンの分泌量が変動したり、抜け毛の量がプロペシアの効果を上回ってしまったりした可能性もあります。つまり、効果自体は出ているのに、AGAの進行スピードが上回っている状態。その場合、服薬をやめたらもっと抜け毛が増えてしまうかもしれません。

そこで強い効果を得たいからといって、自己判断で飲む量を増やすのは非常に危険です。効果を感じにくくなったと感じた場合には、医師に相談して原因を調べ、治療方法の切り替えなどを検討してみましょう。

プロペシアが効かない人の割合について

プロペシアで薄毛が改善しなかった人の割合については、発売元であるMSDや各クリニックなどで独自の調査が行われています。

それらの平均を見ると、1年服薬して効果がなかった人は4割、2年では3割、3年では2割程度となっています。服用者の大多数は薄毛が改善しているとは言え、3年服薬してもあまり効果を感じられない人も一定数いるということです。

3年飲み続けてもまったく効果が出ないという人は、薄毛の原因や体質などに適した他の方法を試してみたほうがいいかもしれません。

プロペシアが効かない場合の対処法

他の治療薬を検討してみる

プロペシアを飲んでいても効果を感じられない場合では、別の治療薬を試してみることで改善に繋がる可能性があります。

たとえば、プロペシアよりも新しく開発されたザガーロは5α-リダクターゼのI型とII型の両方に働く治療薬なので、AGAの原因によってはプロペシアで改善しなかった薄毛にも効果があるかもしれません。

また、男性ホルモン以外の薄毛の原因である円形脱毛症や脂漏性脱毛症なら、それぞれに適した治療薬を使用することで改善する見込みもあります。いずれにしろ、何が原因の薄毛か、どの薬を使うべき、適切に判断することが重要です。

植毛という選択肢も

体質や薄毛の原因によっては、プロペシアなどの治療薬が効かないこともあります。もし発毛治療による改善が困難だと判断した場合には、植毛手術を受けるという選択肢もあります。

植毛は、頭皮に人工毛や人毛を植えることで薄毛を改善する手術。高額な費用が必要な外科手術を伴うため、あまり気軽に受けられるものではありません。そのため、あくまでも発毛治療が効かなかった場合の最終手段として考えておくのが良いでしょう。

前述の通り、プロペシア治療方法で効果がなかった場合でも、他の治療方法で改善する可能性はあります。発毛を諦める前に、他の治療方法はないか、本当に今後髪が生えてくる可能性はないのか、しっかりと調べて検討するようにしましょう

諦める前に、専門のクリニックに相談

海外の研究ではAGA患者のうち、90%以上の人がプロペシアを服用することで症状が改善しています。1種類の治療方法を試しただけで「効かなかった」と諦めずに、、専門の医師が在籍しているクリニックで診断を受けてみましょう。

そうすることで、なぜプロペシアが効かなかったのかが分かるだけではなく、今の頭皮状態に合わせた適切な処置を提案してもらえるはず。

薄毛は放っておくと、どんどん進行してしまいます。できるだけ早く治療をはじめて頭皮環境を改善し、明るい未来に向かって一歩を踏み出しましょう。

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