ミノキシジル外用薬の発毛効果

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ミノキシジル外用薬の効果

アメリカのファイザー社が1960年に開発したミノキシジル。もともとは高血圧の治療薬として使用されていましたが、ミノキシジルを服用した患者の多くに発毛効果が見られたことから研究が進み、薄毛や抜け毛の治療薬として用いられるようになりました。ここでは、頭皮の血流を良くすることで発毛効果が得られる、ミノキシジル外用薬の特徴について説明しています。

ミノキシジル外用薬の発毛効果

現在までにミノキシジジルの有効性についてさまざまな研究が行なわれており、さまざまな濃度のミノキシジル溶液を用いた臨床試験において発毛効果が認められています。ミノキシジルが高濃度であるほど発毛効果が高くなる傾向にあったため、ミノキシジルの有効性は濃度に依存することも判明しました。

濃度が高いほど効果が強くなりますが、男女2万人以上に行なった臨床試験によると、ミノキシジルの濃度による副作用の発現率はほとんど変わらなかったそうです。そのため、男性にはミノキシジル濃度の高い5%の治療薬が発毛効果・副作用の面から見ても推奨されています。しかし、女性はミノキシジルの副作用が男性よりも出やすいため、女性がミノキシジルを使用する場合は濃度が2%以下のものを選ぶと良いでしょう。

また、アメリカではミノキシジル15%の外用薬が多く流通しています。ミノキシジルの濃度が高いほど発毛効果が期待できますが、ミノキシジル15%を対象とした有効性・副作用に関する論文を見つけることはできませんでした。外用薬なので比較的安全性は高いと思われますが、高濃度であるほど身体に吸収される量が増えるため、やはり副作用には注意が必要。初心者であれば、ミノキシジルの割合が低いものから使いはじめるのが基本です。濃度を高めたい場合は、必ず医者に相談するようにしましょう。

ミノキシジル外用薬の薄毛改善率

大正製薬が1年に渡ってミノキシジル外用薬の発毛改善効果の臨床試験を行なったところ、最終的に95%以上の患者さんが「薄毛が改善した」「抜け毛が改善した」などの効果を実感したそうです。

改善率だけを見ると非常に高い数値となっておりますが、薄毛が全然わからないレベルまで改善した患者さんの割合は約10%という結果に。つまり、患者さんの多くは1年間ミノキシジル外用薬を使用して多少薄毛や抜け毛が減った実感があっても、薄毛を軽度に改善しただけという結果にとどまりました。

ただし、1割の患者さんに関しては、自身が満足できるまでに発毛効果を得ることができたのも事実。また、ミノキシジル外用薬を使用してから、増毛しただけでなく毛髪が太くコシのある毛へと変化したという声も。

多くの人は、発毛というと毛髪の本数を増やすことばかりに意識が向いてしまいがち。しかし、1本1本の毛が太くなると薄毛が目立ちにくくなるため、ミノキシジルの髪を太くしてくれる作用にも注目しておきたいところです。

ミノキシジル外用薬の効果が出るまでの期間

早い人では1ヵ月以内に薄毛改善を実感できるそうですが、一般的にミノキシジルの発毛効果を実感できるまで3~6ヵ月かかることがほとんど。そしてミノキシジルを1年間使用した患者さんの9割以上が発毛効果を実感していることから、長く続けるほど効果が出やすくなると言えるでしょう。

ミノキシジルは男性ホルモンを抑制して薄毛を改善していく治療薬とは薄毛改善に対するアプローチが異なります。そのため、今までプロペシアやザガーロを使用してほとんど効果を実感できなかった人でも試してみる価値が十分にあります。はじめのうちはなかなか効果を実感できなくても、最低6ヵ月は継続して使用して様子を見ることが大切です。

また、ミノキシジル使用直後は、初期脱毛と言って抜け毛が一時的に増えることがあるそう。ミノキシジルを使って逆に薄くなったと感じ、使用をやめてしまう人も少なからずいます。しかし、ミノキシジルによる初期脱毛は毛母細胞が急激に活性化するために起こるもの。これから発毛していく前兆のようなものなので、とくに心配はありません。はじめは抜け毛が増えたことにビックリしてしまうと思いますが、一時的な抜け毛の増減に惑わされずに続けていくことが発毛への近道です。

他の薬との併用について

ミノキシジルはプロペシアやザガーロといったAGA治療薬と併用することで、より高い改善効果が期待できます。ミノキシジルは発毛促進に効果的ですが、AGAの原因となる悪玉男性ホルモン・ジヒドロテストステロンを抑制する作用はありません。

そのため、ジヒドロテストステロンの働きを抑える効果があるプロペシアやザガーロと合わせて使用することで、より効果的に薄毛を改善できるのです。プロペシアやザガーロはミノキシジルと作用するメカニズムが異なるため、同時に利用しても特に問題がなく、大勢の患者さんが複数の治療薬を併用して治療しています。

また、ミノキシジルには外用薬のほかに内服薬が存在しており、これらを併用することも可能です。だたし、ミノキシジルを摂取しすぎることによって副作用が起こるリスクも考えられるため注意が必要。ミノキシジルはもともと高血圧患者の治療薬に使われてきた治療薬なので、血圧を下げる作用があります。身体の毛細血管が拡張して血圧が下がってしまうため、低血圧の症状がある人はとくに気をつけなくてはなりません。

間違った用法・用量で服用していると、思いもよらない結果に後悔する可能性もあります。そうならないために、AGA治療薬を使用する時には、専門医にきちんと相談して正しい使用方法を守っていくことが大切です。

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