プロペシアで副作用が起こる確率は?

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プロペシアの副作用の確率は高くはない

副作用

プロペシアにはAGAの進行を抑える働きがあるものの、医薬品である以上、他の薬と同様に副作用のリスクがあります。ネット上にも、プロペシアの服用が原因と思われる副作用の体験談がたくさん見つかります。

しかし実際には、プロペシアによる副作用の発症確率は、非常に低い模様。副作用が出たと自覚している人の多くは、別の原因による症状の可能性もあるでしょう。

ここでは、プロペシアの副作用の確率に関連して、以下の4点について詳しく解説します。

  1. 全体の副作用発症率は4.0%
  2. ED(勃起不全)に関する疑問
  3. 別の原因による症状かも知れない
  4. 副作用が疑われたら早急に医師に相談を

全体の副作用発症率は4.0%

アメリカで行なわれたプロペシアの副作用の臨床試験によると、発症率の判明しているものに関しては、次のような結果が得られています。

  • リビドー減退(性欲減退)…1.8%
  • ED(勃起不全)…1.3%
  • うつ症状…1.0%
  • 精子減少…1.1%

これに対して、日本で行なわれたプロペシアの副作用の臨床試験では、次のような結果が得られています。

  • リビドー減退(性欲減退)…1~5%未満
  • ED(勃起不全)…1%未満
  • 射精障害…1%未満
  • 精液減少…1%未満

日本における臨床試験では、プロペシアの服用によって何らかの副作用を生じた人の確率は、全体で4.0%という報告があります。

なお、この数値において、副作用の程度(重症か軽症か)については考慮されていません。極めて軽微な副作用であったとしても、症状が認められた人については「副作用あり」にカウントされていると考えられます。

ED(勃起不全)に関する疑問

プロペシアを服用しているかどうかは別として、単純に、日本人成人男性のうちの約6.2%にあたる260万人は、ED(勃起不全)であると言われています。ED(勃起不全)の予備軍も含めると、その数は飛躍的に上がることが想像されます。

この数値を前提に改めての確認ですが、プロペシアの副作用とされるED(勃起不全)の発症確率は、日本では1%未満。この中には、すでにED(勃起不全)が疑われている人、もしくはED(勃起不全)予備軍である人が紛れている可能性も否定できません。

なお、医薬品の世界では、臨床検査の後に使用成績調査という検査が行われます。臨床試験の結果が本当なのかどうか、念押しの意味で改めて行なわれる検査です。

プロペシアの使用成績調査は、943名の被験者を対象に行われました。

その結果、リビドー減退(性欲減退)を発症した人は全体のうち2例(0.2%)見られましたが、ED(勃起不全)に関する言及はありません。

別の原因による症状かも知れない

男性の性欲に関連しているホルモンは、テストステロンです。テストステロンの分泌量に影響を与えた場合には、リビドー減退(性欲減退)やED(勃起不全)が生じる可能性もありますが、プロペシアにはテストステロンの分泌量を左右する働きはありません。

よって、理論上は、プロペシアがリビドー減退(性欲減退)やED(勃起不全)を招くことは考えにくいと言えます。

プロペシアの臨床試験は、何年にもわたって行われます。この臨床試験のストレスが、男性機能に関する副作用をもたらした可能性もあるでしょう。あるいは、そもそもAGAの治療を始める人には年配者も多いため、加齢による男性機能障害が生じている可能性もあります。

リビドー減退(性欲減退)やED(勃起不全)を中心としたプロペシアの副作用のいくつかは、発症の確率面から論じられているだけです。科学的な関連性の証明が待たれます。

副作用が疑われたら早急に医師に相談を

プロペシアの副作用については、そのほとんどに科学的根拠はありません。しかしながら、プロペシアは医薬品です。医薬品には、それがどんな種類のものであれ、ほぼ確実に副作用のリスクが潜在しています。よって、プロペシアにも副作用のリスクがあることは、ほぼ間違いないでしょう。

副作用を発症するかどうか、また副作用の症状の程度については、著しい個人差があります。プロペシアの服用が原因と疑われる副作用を自覚した場合には、早急に服用を中止し、医師に相談するようにしましょう。

プロペシアの副作用の確率についてのまとめ

1:全体の副作用発症率は4.0%

日本国内における臨床試験では、プロペシアの服用による何らかの副作用が生じた人の確率が、全体の4.0%でした。副作用の症状の程度(重症か軽症か)については不明です。

2:ED(勃起不全)に関する疑問

日本人成人男性の6.2%は、すでにED(勃起不全)を発症しています。予備軍も含めれば、その数はさらに上がるでしょう。この数値は、プロペシアの臨床試験にも影響を与えるものと考えられます。

3:別の原因による症状かも知れない

リビドー減退(性欲減退)やED(勃起不全)は、長期にわたる臨床試験によるストレスや、加齢が影響している可能性もあります。

4:副作用が疑われたら早急に医師に相談を

科学的根拠が不明とは言え、プロペシアは医薬品なので、副作用のリスクは確実にあるでしょう。服用による副作用が疑われた場合には、早急に使用を中止して医師に相談するようにしてください。

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