育毛スポット調査【湯島聖天 心城院編】

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[記事公開日]2018/03/25
[最終更新日]2018/04/26
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美髪の霊水のご利益をもとめて心城院に行ってみた

心城院

薄毛に悩まれているみなみなさまこんにちは。AGA LABO編集部です。

突然ですが、AGAラボの新企画開始が決定しました。題して「育毛スポット実地調査」。AGAラボ編集部員たちが毛髪とゆかりのある地を訪れ、実際に現地を訪れないと分からない情報をみなさまにお届けいたします。

記念すべき第1回目は東京都の文京区湯島にある心城院。なんでも美髪になれる霊水があるのだとか。霊水のご利益の調査のため現地に赴きます。

レポート作成者:AGA LABO編集部員 Mr.T

育毛スポット調査レポートNo.1 【湯島聖天 心城院】

2018年3月某日。快晴ではなかった。だが曇天というわけでもなく、うっすらと空を覆う雲の隙間から時折日が差す、そんなパッとしない日だった。そのような天候の中、我々は美髪の霊水があるという寺院を目指すべく、東京メトロ千代田線湯島駅へと降り立った。

湯島駅看板

怪しく輝きながら我々を迎える緑の駅看板

湯島は東京都文京区に位置し、周囲を秋葉原、御茶ノ水、上野といったJRの主要駅に囲まれている。しかし、それら主要駅周辺の都会的な雰囲気とは異なり、昔ながらの下町の風情を残した住宅と小さな会社が立ち並ぶ、閑静で情緒あふれる街である。

湯島駅3番出口

そんな湯島での、記念すべき我々の初の旅の出発点となる湯島駅3番出入口。良く言えば味がある、悪く言えば寂れた外観。

編集部が入手した情報によると、我々が求める霊水がある「心城院」は、かの有名な湯島天神のすぐそばにあるという。そこで、我々はまず湯島天神を目指すことにした。

湯島駅3番出入口から春日通りを西進すること約2分。湯島天神がその姿を現す。

湯島天神

さすがは東京を代表する天満宮、荘厳な門構えである。

せっかくなので、湯島天神も参拝しておこうという軽い気持ちで境内へと踏み入ると、我々の眼前に驚くべき光景が広がった。

絵馬の山

そこには、膨大な数の絵馬が奉納されていた。

我々が調査に赴いたのはちょうど受験シーズン真っただ中。熾烈な受験戦争で勝ち残りたいという受験生たちの願いが込められた無数の絵馬。それはもはや祈りの域を超え、ある種の信仰と化していた。

この数多の祈りに菅原道真公は耐えられるのだろうか? そして、このいつ崩壊してもおかしくない絵馬の山。もし、何かの拍子に崩れ落ちてしまったら、行き場を失った信仰はどこへ流れ着くのであろうか……?

そんな心配をしながら、我々は我々の目的地である「心城院」へと向かう。受験生たちの祈りの行く末も気になるが、我々には我々の目指すべき道があるのだから。

撫で牛

なでた部分の病が治るという「撫で牛」 なでられすぎて黒光りしている

情報によると、我々が目指す心城院は湯島天神の本殿に向かって右手にある「男坂」を下ったところに位置するようである。

そこで我々は迷うことなく男坂を下った。ただ、ひたすらに下り続けた。

男坂

男坂を下ったその先に、「大聖歓喜天」と記された旗が現れた。

目的地は近い、というかはっきり言ってもう見えている。

大聖歓喜天の旗

ナンディケーシュヴァラに導かれるまま、我々はついに目的地へとたどり着く。

それは、ビルとビルの間にひっそりと鎮座ましましていた。

心城院正面

ひっそりと鎮座まします「心城院」

心城院は元々、湯島天神の別当寺(近隣の神社を統べる寺院のこと)であった天台宗喜見院の「宝珠弁財天堂」が元となっている。

喜見院は広い境域を持った寺院であったが、明治維新の神仏分離令により廃寺となった。その際、弁財天堂は奇跡的に廃仏の難を逃れ、単独の寺院として寺名を「心城院」と改め、現在まで至るという。

それにしても、想像していたよりもかなりこじんまりとした外観に、正直戸惑いを隠せない取材班の面々。

しかし、神仏の霊験は神社仏閣の規模に左右されるものではない。山奥に忘れ去られた廃寺にも祈りを捧げる者がいる限り、御仏の功徳はたしかにそこに宿るのだ。そんな思いを胸に、我々は境内へと足を踏み入れる。

山門を潜ってまず目についたのは、境内に入って右手にある庭池であった。

放生池

そこには小宇宙が広がっていた。

ゆったりと泳ぐ鯉や静かに日光浴を楽しむ亀たち。美しい光景であった。我々は時間を忘れてその光景を眺めていた。

陶然として池の中の小宇宙を見つめていた我々であったが、ふと我に返る。私たちは何をしにここへやってきたのだ。鯉や亀たちとたわむれて日々の憂鬱を忘れるためか?

違うだろ。私たちには美髪の霊水を見つけるという使命があったはずだ。

そして、ついに取材班は探し求めた霊水にたどり着いた。これが美髪にご利益があると伝えられる「柳の井」である。

柳の井

我々が探し求めた霊水「柳の井」

柳の井は古来より枯れたことがない水と伝えられている。

関東大震災が発生した際には、湯島天神に避難してきた多くの罹災者の命を守った水として、当時の東京市長から感謝状を受けている。美髪の水は命の水でもあったのだ。

柳の井説明文

説明書きにもしかと刻まれてた「美髪」の文字

解説によると、江戸時代の文献である『江戸砂子』や『御府内備考』に以下のように記されているそうである。

「この井は名水にして 女の髪を洗えば如何ように結ばれた髪もはらはらほぐれ垢落ちる。気晴れて風新柳の髪をけずると云う心にて、柳の井と名付けたり」

意訳:「この水で洗えばどんな髪でもはらはらっとほぐれ、おまけに厄も落ちる。風に揺れる春柳みたいなサラサラヘアーになって気分爽快。ということから柳の井と名付けられました」

礼拝を済ませた後、満を持してついに霊水に手を触れた。とても、滑らかな触り心地の水であった。 そして、普通に冷たかった。だって今は3月だから。

霊水を髪に塗るK

霊水で髪を清める編集部員”K”

取材班のひとり”K”が霊水を髪に塗りける。取材班の中でも特に薄毛の進行が目立つ彼は、前頭部へ慎重に、されど力強く霊水を刷り込み続けていた。

心なしか、彼の髪が喜んでいるように見えた。

気がつくと、空が晴れ渡っていた。

橋の上の亀

記念すべき我々の初の育毛スポット調査は、見事な成功を収めた。これは、髪の神の加護が我々を導いてくれたからであろう。

そして、今回の調査を通じて我々は改めて感じた。実際にその地に訪れてみない分からないことがあるのだと。

美髪の霊水をもとめて訪れた「湯島聖天 心城院」。ひっそりとたたずみながらも深い歴史と見どころが凝縮された寺院であった。

霊水のご利益に加え、境内のゆったりとした時の流れの中に身を置けは、日々のストレスを忘れ、薄毛の進行も和らぐのではないかと思われた。

薄毛に悩まれる諸兄が湯島を訪れることがあれは、ぜひ一度足を運んでいただきたい。

調査レポート作成者

AGA LABO編集部員 Mr.T