喫煙が原因で悪化する女性の薄毛

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喫煙が原因で悪化する女性の薄毛問題

昔からタバコは「百害あって一利なし」と言われていているように、喫煙することで髪や頭皮環境にダメージを与えてしまいます。 最近では、ストレスからタバコを吸う女性が増えていますが、抜け毛が増え、薄毛を進行させてしまう原因となるので注意が必要です。ここでは、喫煙が髪と頭皮に及ぼす影響についてご説明しています。

頭を抱える女性

喫煙は女性のダイエットやストレス解消につながる?

男性・女性とも喫煙者の数は減少傾向ですが、それでもたくさんの方が喫煙を楽しんでいます。日本たばこ産業株式会社(JT)が行った「2017年全国たばこ喫煙者率調査」によると、成人男女の喫煙者率は18.2%、喫煙人口の推計値は1917万人でした。

女性に限ると、喫煙者率は9.0%、喫煙人口(推計値)は491万人です。ピーク時(昭和41年)より減っていますが、女性の喫煙者率はほぼ横ばいとされています。ちなみに、女性の喫煙率が最も高い年代は40歳代(13.7%)、最も低い年代は60歳以上(5.6%)です。[1][2]

喫煙の理由は人それぞれですが、女性ではダイエット目的やストレス解消目的が多いといわれています。喫煙はダイエットやストレス解消に役立つのでしょうか。

喫煙でダイエットはオススメできない

喫煙がダイエットに役立つといわれる理由は、喫煙により食欲が抑制されることとタバコに含まれるニコチンが褐色細胞の働きを促進するためなどと考えられています。[3]

確かに一定の効果は期待できますが、厚生労働省の統計資料で、喫煙者は非喫煙者より肥満の割合が高いことが分かっています。さらに、喫煙本数が多くなるほど肥満の割合が増加することも分かっています。この結果から、厚生労働省は「痩せるために喫煙する、タバコを止めたら太るという説には根拠がない」としています。

タバコには、男性ホルモンを刺激して女性ホルモンの働きを相対的に弱める働きもあります。この働きにより、女性も男性型の肥満、つまり内臓脂肪型の肥満になりやすくなると考えられます。内臓脂肪型の肥満は健康に様々な悪影響を与えます。

参考:『タバコと肥満の関係』亀田グループポータル医療ポータルサイト

喫煙に痩せるといわれる理由はありますが、実際に痩せるかは別問題です。健康へ悪影響を考えると、オススメできるダイエット方法ではありません。

喫煙でストレス解消もオススメできない

リラックス目的で喫煙する女性も少なくありません。タバコを吸うとリラックスできると感じるのは、ニコチン切れで乱れた脳波が一時的に正常に戻るからです。このときに、快感物質のドーパミンも放出されるため、リラックスできたように感じます。しかし実際は、ニコチンが切れたことによるイライラやストレスを解消しているにすぎません。ニコチン切れを解消するため、ニコチンを求める状態をニコチン依存症といいます。ニコチンは、麻薬と同じくらい依存性が高いとされています。喫煙が与える体への影響を考えると、喫煙でストレス解消もオススメできません。

参考:『あなたのため、そばにいる人のため禁煙は愛』日本医師会

喫煙が薄毛に与える影響

喫煙がダイエットやストレス解消に役立つものではないことが分かりました。では、薄毛にどのような影響を与えるのでしょうか。続いて、喫煙と薄毛の関係を解説します。

女性ホルモンの働きを弱める

先ほど説明した通り、タバコは女性ホルモンの働きを弱めます。具体的には、エストロゲンを分解するとともに分泌量を減らします。エストロゲンには、髪の毛の成長を促す働きやヘアサイクルの成長期を維持する働き、頭皮の血行を改善する働きなどがあります。男性に比べ女性が薄毛になりにくいのは、エストロゲンの分泌量が多いからと考えられています。

女性ホルモンの働きが弱くなると、相対的に男性ホルモンの働きが強くなります。女性の身体でも、わずかながら男性ホルモンは分泌されているからです。この影響などで抜け毛が増えて薄毛が進行する可能性はあります。このことは、更年期以降の女性に薄毛に悩む方が多いことからわかります。

参考:『女性の薄毛とタバコの関係』東京インターナショナルクリニック

髪の毛に栄養や酸素を届けにくくなる

喫煙をすると、ニコチンのほか一酸化炭素などの有害物質が取り込まれます。ニコチンには自律神経を刺激する働きがあるので、タバコを吸うと血管は収縮します。頭皮の血管が収縮すると血行は悪くなります。髪の毛の成長に必要な栄養などは、頭皮を流れる血液により運ばれます。タバコを吸うと、髪の毛に栄養などを届けづらくなります。

身体に取り入れられた一酸化炭素はヘモグロビンと結合します。ヘモグロビンは酸素を運ぶ働きをしているので、一酸化炭素と結びつくと酸素を運べなくなります。つまり、喫煙による酸欠状態に陥ります。毛母細胞に酸素を供給できなくなると、育毛に悪影響が及びます。

以上の通り、喫煙には髪の毛に栄養や酸素を届けにくくする働きがあります。

参考:『喫煙(タバコ)とAGA治療』ユナイテッドクリニック

汗や皮脂の分泌量が増える

タバコに含まれるニコチンには、自律神経を刺激して興奮させる働きがあります。この影響で汗や皮脂の分泌が増えると、毛穴は詰まりやすくなります。また、頭皮で雑菌の繁殖を招きやすくなります。頭皮環境が悪化することでも抜け毛につながることはあります。気をつけたいタバコの影響といえるでしょう。

ビタミン不足を引き起こす

タバコを吸うと、大量に取り込まれた有害物質と戦うため体内で大量の活性酸素が発生します。多すぎる活性酸素は身体を傷つけるので、活性酸素を消去する目的でビタミンCなどが消費されます。[4]

ビタミンCの消費量は、タバコ2本で1日の必要量程度です。タバコを吸うと大量のビタミンCが消費されます。[5]

ビタミンCが消費されると、ビタミンEの吸収率が低下します。ビタミンEには血行を正常に保つ働きなどがあります。タバコに含まれるニコチンには血管を収縮させる働きもあるので、喫煙により頭皮の血行は悪くなると考えられます。この影響により、抜け毛や薄毛を招く恐れがあると考えられています。

参考:『【医師が教える】喫煙者は要注意!タバコが薄毛にもたらす影響は負のスパイラル!?』AGAタイムス

ニコチン依存症によるストレス

喫煙を続けると、脳がニコチンを求めるようになります。ニコチンの供給が滞るとイライラやストレスを感じます。つまり、喫煙前よりストレスを感じやすくなります。また、喫煙によりビタミンが不足することでも、イライラやストレスを感じやすくなります。ストレスは、自律神経やホルモンのバランスを乱すので抜け毛や薄毛の原因になります。喫煙習慣のある方は、抜け毛や薄毛のリスクが高くなるといえるでしょう。

参考:『脱毛症の原因(加齢・ストレス・出産)』東京ビューティークリニック

薄毛が心配な方は禁煙に取り組みましょう

喫煙は、健康はもちろん薄毛にも悪い影響を与えます。「百害あって一利なし」といわれるくらいなので、心配な方は禁煙に取り組みましょう。禁煙は次の方法などで行えます。

生活習慣を変える

長期間にわたり喫煙している方は、喫煙が生活習慣の中に組み込まれています。生活習慣を変えることで禁煙しやすくなります。例えば、食後にタバコを吸いたくなる方は、食事が終わったらすぐに席を立つようにするとよいでしょう。このように、喫煙と結びついている習慣を変えることで禁煙しやすくなります。

生活からタバコを排除する

生活からタバコを排除することも重要です。目や手の届く範囲にタバコやタバコを連想させるものがあると禁煙は難しくなります。禁煙に取り組みたい方は、思い切ってタバコやライターなどを処分しましょう。喫煙者や自販機に近づかないことも重要です。

タバコの代わりを見つける

禁煙に取り組むと、タバコを吸っていた時間が空き時間になります。喫煙の誘惑にさらされるので、代わりにできることを見つけましょう。一般的に、ガムを噛む、運動をする、歯を磨くなどが役立つといわれています。自分に合った方法を見つけるとよいでしょう。

禁煙できないときは病院へ

タバコの依存性は麻薬と同じくらい強いとされています。一人で頑張っても禁煙できないことはあります。禁煙できないと感じる方は禁煙外来で相談しましょう。禁煙補助薬を使うことで離脱症状を抑えられるので、一人で禁煙するより楽にタバコをやめられます。身体や髪の毛を守るため、相談してみてはいかがでしょうか。

まとめ

ダイエットやストレス解消に役立つといわれる喫煙ですが、実際はそれほど役立たないと考えられています。それどころか、健康や髪の毛に悪影響を与える恐れがあります。具体的には、女性ホルモンの働きを弱める、頭皮の血行を阻害するなどの影響を与え、抜け毛や薄毛を進行させると考えられています。心配な方は禁煙に取り組みましょう。一人で禁煙できない方は、禁煙外来で相談することができます。

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